2007年5月31日木曜日

【雑感】光化学スモッグ

ゆでたまごのすけでございます。

光化学スモッグが、やたらに発生しているようでございます。
その原因は、どうやら中国の工業の発展に伴って排出される
さまざまな有害物質にあるらしい、とか。

まあ日本もかつてはそういう発展を遂げたわけで、
ここで「どうにかせえ」と日本から中国へ要望したとしても、
「あんたらもやっとったやないけ」と言われるのがオチかな、と。
それもきっと、あのアメリカの人気アミューズメントパークの
明らかに物まねをしていながら、「これはオリジナルだ」と
強弁したような物言いで、言ってくるのではないだろうか、
などと思って、どんなリアクションをしてくるのかを
ちょっと期待してしまうのでございます。

おっと、ブラック・ゆでたまごのすけが少し垣間見えてしまいました。

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小説「味噌汁の味」(28)

27へ戻る)

「おお、味噌汁か」オヤジは嬉しそうに、聡美からお椀を受け取る。「あんたがつくったんかね」
「ええ、お母様に教わりながら」聡美も嬉しそうだ。「おいしいかどうか、わからないですけど」
「どれどれ」オヤジはさっそく、味噌汁をすする。「うまいがね。ほれ、あんたも食べなされ」
「あ、はい」オレも聡美から、お椀を受け取る。
「前につくった時よりは、おいしいと思うけど」聡美は少し伏せ目がちに、オレにお椀を渡す。
「うん、ありがとう」
 聡美がつくった赤だしの味噌汁を飲むのは、いつ以来だろうか。確か、結婚してすぐの頃は、聡美も気を使ってつくってくれたような気がする。しかし正直なところ、あまりうまくはなかった。直接そんな表現をしたわけではないのだが、聡美は敏感にオレの反応を感じていたようである。だからちょっと、自信なさげなんだろう。
 オレも味噌汁をすすってみる。うまい。これはまさに、名古屋に住んでいた頃に食べた、味噌汁だった。
「うん、うまい」
「ほんとに?」
「ほんとだよ。お世辞抜きに、うまい」
 聡美は安堵の表情を浮かべ、ほっとした様子だ。
「どうかね、聡美さんのお味噌汁は」やはり豪快な大声で現れたのは、オフクロだ。「お出汁にちゃんとにぼしを使うと、コクが出てくるんだわ。それを聡美さんに教えてあげたんだわ」
「ちょっとしたことなんだけど、やっぱり手間をかけてあげれば、味が違うんですね」聡美は心から感心したように言う。「私も自分で味見したけど、これなら私もおいしいと思ったもの」
「うん、うまい。うまいよ」オレは他に言葉が見つからなかった。
 やっと、名古屋が近づいた。オレの頭の中には、そんな思いが噴き上がってきていた。(29へ続く)

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【雑感】自殺について思うこと

ゆでたまごのすけでございます。

松岡農林水産大臣が突然の自殺を図ってお亡くなりになったり、
ZARDの坂井泉水さんが謎の転落死されてしまったり、
まあ坂井さんは自殺と特定されているわけではないようですが、
ここのところそんな話が立て続けに報道されております。

お二人のご冥福を、心よりお祈りしたいと思います。

この報道を見て、二つ思ったことがございました。

一つは、「死」の現実感がとても希薄になってきている気がすること。
阪神大震災の時も、グラウンドゼロの時もそうでしたが、
テレビの画面の中からその現場の映像を見せられた時、
これがとても現実のものとは思えなかったんでございます。
同じ思いをされた方はたくさんいらっしゃるでしょうが、
まるで映画の一シーンかと思わせるぐらい、現実感がなかった。
ところが、私は阪神大震災の翌々日ぐらいに、現地に仕事で入ったんです。
そうすると、恐ろしいぐらいの勢いで現実感が押し寄せてくるのでございます。
そこに生活する人がいて、町が崩壊している現実に直面していて、
それでも必死に生きておられる。この落差は何だろう、と。
テレビというメディアは何より速報性に強みがあるものではございますが、
速報で事件を身近に感じてもらおうという狙いもわかるのではございますが、
その速報性がむしろ、現実感を失わせているのではないだろうか、と。
インターネットも、どこか似た特性を持つメディアなのでしょうね。
何か、この現実感の喪失が、今の世の中をおかしくさせているのではないか、
という気がしてならないのであります。

もう一つは、国を動かす人たちの時代錯誤感。
石原都知事が、松岡大臣の自殺を聞いて、発せられたコメントの中に、
「彼もまた、侍だったのだろう」という言葉がございました。
ぶっちゃけ、いつの時代の話だよ、という突っ込みを入れたくなりました。
それか、死をもって償う、という感覚が今の主流なんでございましょうか。
だとしたら、とても恐ろしいことではないか、と思うのでございます。
そういう文化が日本に根強くあった、ということは理解できますが、
そんな旧態依然とした考えをもった方々が日本の国の中枢を担っている、
(まあ都知事は国の中枢ではありませんが)というのは何とも恐ろしい。
そう思ってしまうのでございます。

何にしろ、死ぬより生き続ける方がいいと思わずにはいられないのでございます。

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2007年5月30日水曜日

小説「味噌汁の味」(27)

26へ続く)

「その、好きだった人って、今はどうされているんですか」正直、オレは好奇心いっぱいでオヤジに聞いてみた。
「もう、亡くなったわ」オヤジはひとつ、ため息をついて縁側の方に目を移す。「わしが結婚を決めた翌年に、肺を患ってな」
「え、そんな早くに亡くなられたんですか」
「ああ。もう昔のことだから、よう覚えとらんわ」笑いながら言うオヤジの目が、少し寂しげに見えたのは気のせいではあるまい。
「その方のことは、オフクロは知ってるんですか」
「知っとるよ、そりゃあ。夫婦の間には、隠し事なんてしない主義だでね」今度はいたずらっぽく笑いながら、オヤジはオレの方に向き直る。「あんたはどうだね。大丈夫かね」
「だ、大丈夫ですよ」急に振られたオレは、どぎまぎしながら答えてしまう。別に何も後ろめたいことはないのに。「隠し事なんて、ないですよ」
「ほんならええわ」オヤジはオレに徳利を差し出しながら言う。「どうだ、飲むか」
「はい、ありがとうございます」オレは少し緊張しながら、オヤジの酌を受けてみる。「今になってみれば結婚してよかった、っておっしゃいましたよね」
「ああ、言ったな」
「今になる前は、そうでもなかったんですか」
「おまえも変わっとらんな」今度は苦笑いを見せるオヤジ。「会社で嫌われ者になっとらんか、ん?」
「なってないですよ」確かにオレの物言いは、どこか人の揚げ足を取るようなところがある。それは子どもの頃から変わっていない。
「たくさんの子どもたちに恵まれて、しかも今じゃ孫までいて、幸せな結婚だったと言えなかったらバチが当たるて」
 オヤジもやっぱり、年を取ったのだろうか。子どもがいて幸せだった、なんて今まで聞いたことは一度もない。教員としてひたすらに働いて、戦争を経て価値観が大きく変わった時代を過ごして、校長まで登りつめたオヤジである。教え子のことになると必死だが、自分の子どものことなんて気にもかけていないように感じた記憶がある。
「お待たせしましたー」聡美が大事そうにお盆を抱えて入ってきた。「お味噌汁、できましたよ」(28へ続く)

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小説「味噌汁の味」(26)

25に戻る)

「……そうですね」オレはそんな簡単な一言を返すので、精一杯だった。
「おまえ、覚えとるか。わしと喧嘩した時のこと」オヤジは静かな笑顔でオレを振り向いた。「おまえがここを出て行く前のことだ」
 覚えている。あれは二十歳の時だ。忘れようにも忘れられない。オレはオヤジに、手を上げた。オレと聡美の関係を、仲間にも祝福されず、オヤジにも反対されて、半狂乱になってオヤジを殴ったのだ。
「あの時、わしがどう思ったか、わかるか」
「いえ、どう思われたんです」
「好きにせえ、とな」オヤジはまた、おちょこに手酌で酒を注いで、くいっ、とひと息に飲み干した。「殴り返す気にもならんかったな。わしとおまえは違うんだ、って思ったから」
「それは、あきらめたってことですか」
「たわけ、そんなわけないだろうが」
「もうどうでもいいから、勝手にしろと」
「だったら殴り返しとるわ」
「僕はお父さんがわかってくれなかったから、頭に来ただけですよ」
「わかっとったよ」そう言いながら、オヤジはまた手酌で酒を注いでいた。「わしの時も、そうだったから」
「お父さんの時って」
「わしが結婚する時もだよ」
 そういえば、今になるまでオヤジとオフクロがどうして結婚したか、なんて聞いたこともなかった。
「わしの時代は、恋愛なんて自由にできたもんじゃなかったからな」
「オフクロとは、どうやって出会ったんですか」
「見合いだよ、見合い。親に決められた相手と見合いして、そのまま何の疑問もなく、な」今度はゆっくりと、オヤジはおちょこを口に運んで、すするように飲んだ。
「じゃあオフクロのほかに、好きな人がいたんですか」
「まあ、な」子どものように笑うオヤジを見るのも、これが初めてだった。「でも、これでよかったんだよ」
「よかったんですか」
「ああ、よかったんだよ。今から思えば、な」(27へ続く)

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【介護日記】(5)足がむくむ、母

ゆでたまごのすけでございます。
最近、母親は足がむくんだりすることが多いそうでございます。
そして、朝、起きた後から午後ぐらいになるまで、
指先や足先がしびれた感じがするのだそうでございます。
以前、大動脈瘤の除去と人工血管のバイパス手術という、
大きな手術をした経験を持つ母親でございますが、
その影響があるのだろうか、などと思ってしまいます。
しかし、病院に行ってみようか、と話を振ってみるのですが、

「ええわ、単に血行が悪いだけだと思うで」

と、名古屋弁でにべもないのでございます。
強がりではなさそうでございますし、
それぐらい強気な物言いができるなら大丈夫かな、
などといい方へ解釈したりしております。

まあ確かに、病院に行って手術をまたしますか、
などと言われたら、とてもじゃないけど、
母親の体力ではもう手術に耐えられないことは
間違いございませんので、困ってしまうのも事実ではありますが。

しかし、心配であることもまた事実ではあります。

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小説「味噌汁の味」(25)

24へ戻る)

「何がです」オヤジの気持ちはわかる気がしたが、あえてオレは聞いてみた。
「これ以上言わすな、たわけ」この辺は、やっぱりオヤジらしいリアクションだ。
「何言っとるの、あんた。自分で謝っといて、たわけもないもんだわ」絶妙なオフクロの突っ込みである。
「……こっちで仕事する気はないんか」いつになく、しおらしいオヤジである。
「そうですねえ。まだ東京でやり残したこともありますし」
「そうか」オヤジはゆっくりと、おちょこに酒を注いでいる。「そりゃいかんな」
「そうだ」聡美が思いついたように、声を上げる。「お母様にお聞きしたいことがあったんですわ」
「何だね、何でも言ってちょうだい」
「あの、お味噌汁のつくり方、教えていただいてもいいですか」
「おみおつけかね。ええよ」オフクロは嬉しそうに答える。「赤だしので、ええんかね」
「ええ、それがいいんです。あ、それとお味噌のソース。あれも教えていただけます?」
「みそかつとかにかけるやつかね。ええよ、ええよ」
 聡美とおふくろは、そそくさと台所へ向かっていった。
 残されたのは、オレとオヤジである。会話が途切れる。聡美が気を使って、二人きりにしてくれたのは、何となくわかる。だけど長い空白の時間はどうにも埋め難く、二人きりになるとどこかぎこちない空気が流れ始めてしまう。
「もう、長くはないわ」オヤジが自分の人生のことを言っているのは、オレにもわかる。
「弱気なこと、言わないで下さいよ。お父さんらしくもない」
「わしももう七十を過ぎた。自分のことは、自分が一番ようわかる」オヤジはどこか、遠くを見つめているようである。
「お願いしますよ、もう少し長生きしてて下さい。また僕ら、家族で来ますから」
「そうだな」オヤジはまた、おちょこの酒をくいっ、とひと息に飲み干して、言う。「聡美さん、大切にしてやらないかんぞ」
 一瞬、オレは言葉を失った。オヤジが聡美のことを自分から口にしたことと、そしてオレよりもオヤジ歴が長い、オヤジからの一言の重みに、驚きを隠せなかったからである。(26に続く)

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2007年5月29日火曜日

【私の音楽ライブラリー/第十回】DEEP PURPLE/Shades of Deep Purple



ゆでたまごのすけでございます。
なんか更新、さぼり気味になって
しまっています。
やる気が失せてるんですよねえ、
何となく。
ブログが、というよりも、
仕事が、と言った方がいいですが。
おそらく。
ここのところ
ずっと芝居をつくったり、
自分が楽しいと思うものを
つくっていないからだと
思うのですが。。。

そんな気持ちにムチを入れ、初心に戻ろうと思って取り上げるのが、
このDEEP PURPLEの記念すべきファーストアルバム、
「Shades of Deep Purple」でございます。

1. And the Address
2. Hush
3. One More Rainy Day
4. Prelude: Happiness/I'm So Glad
5. Mandrake Root
6. Help!
7. Love Help Me
8. Hey Joe

とっても、アートロックというか、プログレってたのであります。初期のPURPLEは。
以前、取り上げた「In Rock」というアルバムで、考えるのをやめた、と書きましたが、
この初期は、考えていた感じ満載の楽曲群だったりするのでございます。

第一期のメンバーは、

Rod Evans(Vo.)
Ritchie Blackmore(G.)
Nick Simper(B.)
Jon Lord(Key.)
Ian Paice(Dr.)

の五人。ボーカルとベースの方は、脱退後いくつかのバンドを
やっていらしたようですが、その後の消息はよくわかりません。
Rodのボーカルは、その後のGillanやCoverdaleとは明らかに異なる、
どちらかというとささやき系の歌い方をされる方でございます。
だから第一期の曲調とは、マッチしていたのではないかと思われます。

2曲目と8曲目は、カバーナンバーでございます。
ヒットしたのは2曲目でございますが、
カラオケでPURPLEを検索すると、
なぜか「良音」でこの曲が入っているのでございます。
ついつい、歌ってしまったりするのですが、
これは明らかに、シングルヒットを狙った感じのナンバーでございます。
しかし1曲目や5曲目、8曲目あたりは圧巻でございます。
インスト部分のインプロビゼージョン(即興演奏)は、
その後のPURPLEを彷彿とさせる、緊張感があるのでございます。

何と言うか、初々しい。

もう60歳になるような方々の演奏を指して、
そんな物言いもないなあと思いますが、
自分たちが持っている技量の全てをここにぶつけたる、
みたいな勢いを感じるのでございます。
名盤と言われる「Live in Japan」とか「Machinehead」とかあたりとは、
ちょっと異なる良さでございますね。

そういう初々しさって、忘れがちになってしまうものでございます。
やる気にならないと言ってるのは、自分であるわけでございまして。
何かしら、状況を変化させたりして、モチベーションをあげる努力を
するのも、これまた自分でございまして。
そういうことに気づかせられる、一枚でございます。
そんな意味で、心から「ありがとう」と伝えたい一枚でございます。

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小説「味噌汁の味」(24)

23に戻る)

「え、じゃあおじいちゃん、花札教えてよ」さっきまでの緊張はどこへやら、恵美子はすっかりオヤジのことをおじいちゃん呼ばわりだ。
「ちょっと、恵美子」聡美は諌めるようにしながらも、表情はおだやかだ。
「いいじゃないお母さん。教えてもらおうよ」
「そうかそうか。ほんなら花札、持ってくるわ」オヤジはすっかり、調子に乗っている。
 オヤジが持ってきた花札は、年季が入っている。おそらく、オレのじいちゃんがオヤジに教えた時に使っていたものだろう。
「これが松で、これが桐」オヤジは札の種類を、聡美と浩輔と恵美子に一生懸命教えている。「ほれ、この桐の札、見たってちょ」
「あれ、何か書いてある」
「これな、裕輔が書いた落書きだわ」オヤジは得意そうに、オレの顔色をうかがってくる。「これで裕輔は、ずいぶんじいちゃんに絞られとったなあ」
「そんなことも、ありましたかね」オレはいたって平静を装っているが、そんな子供の頃の話をされて赤面するぐらい恥ずかしい気持ちになっていた。
「そんなに真っ赤になるほど、恥ずかしがらんでもいいがね」
「あ、ほんとだ。お父さん、真っ赤だよ」
「そ、そうか?」父親の面目、丸つぶれである。
「だいたいルールはわかりましたわ。じゃあお父様、やってみましょう」
 気がつくと、札はオレの分まで配られていた。いつの間にか、家族みんなで花札に興じ、単純に盛り上がってしまっていた。
 子どもたちが先に床につき、オレと聡美と、オヤジとオフクロは食卓でビールを飲んでいた。
「裕輔」
「何です」
「よう、来てくれたな」
「……何を今さら言ってるんですか」
「生きとるうちに会えて、ほんとによかった」オヤジの目には、心なしか涙が浮かんでいるようだった。
「何をおっしゃるんです。またすぐに会いに来ますから」聡美は努めて、明るくオヤジに答えてくれる。「東京から名古屋なんて、そんなに遠くないですから」
「そうだな。遠くないよな」オヤジはビールをやめて、おちょこの冷酒をくいっ、とひと息に飲み干した。「すまなかったなあ、今まで」(25へ続く)

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2007年5月15日火曜日

小説「味噌汁の味」(23)

22へ戻る)

「大丈夫ですか、お父様」聡美は慌てて立ち上がり、オヤジの方へ駆け寄ろうとする。
「大丈夫、大丈夫」オヤジは指に息をふぅ、ふぅと吹きかけたり、なめてみたり。「あんた、はよふきんを持ってきてちょ」
「はい、はい。だからタバコはやめなさい、って言っとるんだわ」ぶつぶつと言いながら、オフクロは台所へどすどす、と貫禄ある足取りでふきんを取りに行く。
「変わってませんね、お父さん」俺は少し、感慨深げに言ってみる。
「そんなことないて」オヤジは指の手当てにひと段落をして、縁側の外をぼんやりと眺める。「静かなもんだわ」
 オヤジの横顔を見ながら、俺はどきっ、とした。そんな言葉をオヤジから聞いたのは初めてだし、何かを思いつめるような表情も初めて見たからだ。
「あんた、名前は何と言ったかね」オヤジは浩輔の方を振り返り、言う。
「浩輔です」珍しく、緊張の面持ちの浩輔だ。
「もしかして『輔』の字は……」
「はい、オヤジ、いや、お父さんと同じ字です」
「そうかね、そうかね」嬉しそうに笑うオヤジの顔を見たのも、久しぶりだ。
「そいで、あんたは」
「私は、恵美子です」
「いくつになりゃあた」
「高校2年生です」
「そうかね、そうかね」オヤジはさらに嬉しそうな笑顔を見せる。「よかった、よかった」
 ちりん、と風鈴の音が聞こえてくる。縁側には、夏でも冬でも風鈴が吊るされてある家だった。
「今晩は、泊まっていきなさるのかね」オヤジはうつむいたまま、言う。
「ええ、泊めさせてもらって、明日は朝から勇作の家に行ってきます」
「勇作って、誰だね」
「私の小学校の、友だちです」
「ああ、おったなあ。あの、いつも中日ドラゴンズの帽子をかぶっとった」
「覚えてるんですか」
「そりゃあ覚えとるがね。日曜日に来ては、おまえも入れてマージャンしとったがね」
「えっ、そうでしたっけ」
「やだ、お父さん、そんな小さな頃からマージャンなんてやってたの」
「あ、ああ」俺は恵美子の突っ込みに、思わず恥ずかしくなってしまう。
「何も恥ずかしがることはないがね。わしは尋常の頃から、おまえのじいちゃんに花札を教わっとったからな」恵美子が会話に入ってきてくれたのが、よほど嬉しかったのだろう。オヤジの口は、ようやく滑らかになってきた。(24に続く)

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【私の音楽ライブラリー/第九回】DEEP PURPLE/Who Do We Think We Are?


ゆでたまごのすけでございます。
すっかり更新がご無沙汰になって
しまいましたが、
そろそろDEEP PURPLEネタが
尽きつつあるなあ、などと
思いつつ、引き続き紹介して
しまうわけなんでございます。

邦題「紫の肖像」でございます。
よくご存知の方は、この辺りが出てくると「ああ、確かにネタ切れかもねー」などと
思われるのではないか、とびくびくしつつ、でも紹介してしまうのでございます。

1. Woman from Tokyo
2. Mary Long
3. Super Trouper
4. Smooth Dancer
5. Rat Bat Blue
6. Place in Line
7. Our Lady

前段から紹介している、「黄金期」と言われる第二期のラストアルバムでございます。
有名なのは、一曲目でございましょう。
70年代初頭に、海外の曲で「トッケェイオーーー」などと
日本の都市を歌われることは、それだけでちょっとオドロキだったのではないか、と。
リアルタイムに生きていない私としては、あくまで想像の域の話でございますが。

いずれにしても、ギターのRitchieとボーカルのGillanの不仲が表れているアルバム、
と言っていいんだと思われます。他の方のレビューにも書いてありますし、
昔読んだシンコーミュージック刊のDEEP PURPLEを紹介した本でも
そんな紹介のされ方をしていたのではないか、という記憶がございます。

ただ、そういう先入観を持たずに聞いてみると、
たとえば2曲目や4曲目あたりのグルーブ感は、あら、結構いいじゃん、と
思えたりするのでございますが、
とはいえ、やはり第二期の初期の頃と比べると明らかにテンションは低い、
という気がしてしまうのでございます。

レコード会社との契約の関係で、アルバムをつくらないといけない、
という使命感のもとに制作されたもの、という話も聞いたことがあります。
プロというのは、そういう意味でも大変なのだなあ、と思ってしまいます。
つくりたくなくたって、つくらないといけない。
そんなモチベーションの中で、いいものをつくろうとすること自体が、
やはりなかなか難しいことなのだろうと思ってしまいます。

私にとっては、何と言うか、ある種の反面教師的存在な作品と言える気がします。
サザンオールスターズもそうでございますが、
長いこと同じ看板で作品をつくっていく、というのはラクな気もしますが、
しかし聴衆が期待しているものに応えていかないといけない、
という使命感を持ちながら、それでいて自分たちがやりたいことをやる、
などというのは至難の技なんだ、ということをこの一枚から教えられるわけですが、
それはつまり、やりたいことがやりたーい、などと言いながら、
やりたくないことはやらないでいる自分なんて彼らの足下にも及ばない、
と自分を戒めるわけでございます。

そんな意味で、心から「ありがとう」と伝えたい一枚でございます。

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2007年5月9日水曜日

【私の音楽ライブラリー/第八回】DEEP PURPLE/Made In Japan


ゆでたまごのすけでございます。
今回紹介するこのアルバムは、
ずっとご紹介している
DEEP PURPLEの第三期と
呼ばれる時期のLIVE音源を
収録したものでございます。
ジャケットを見ると、
第二期の最高傑作と言われる
「Live In Japan」の海外版
「Made In Japan」の
デザインとウリ二つ、
という感じになっております。
マニアにしてみると、
あれ、ちょっと意識した?
みたいな突っ込みが入れたくなる作品でございます。

これもまた、姉が大学生だった当時に、生協で買ってきた一枚だったと記憶しております。
当時、小学生だった私がエラそうに、「DEEP PURPLEの第三期のライブってないのかな」
などと姉に言って、「あった!」と得意げに買ってきて聞かされたような覚えがございます。

1. Burn
2. Mistreated [Interpolating Rock Me Baby]
3. Lady Double Dealer
4. You Fool No One
5. Stormbringer

収録されているのは、第三期DEEP PURPLEがリリースしたスタジオ盤の2枚からのものでございます。
「Mistreated」は、他にもリリースされているRainbowとWhitesnakeのLIVEと聞き比べると、
ああ、こいつはやっぱりRitchieとCoverdaleでやらんと味が出んのだなあ、などと思ってしまいます。

やはりこのバンド、LIVEの方がかっこいいわけでございます。
スタジオ盤が決して悪いということではないのでございますが、
その演奏に磨きがかかっている、という感じがしてしまうのでございます。

これもまた、ガキの頃にはA面(1曲目から4曲目)までしか聴いていなかったようで、
自分でCDを購入してからB面だった2曲を聴いた、という感じだったと思います。
改めて聴いて、衝撃だったのはラストの「Stormbringer」でした。
LIVEでは、こんなにハネている演奏だったのだーーーー。
それが正直な感想でございました。
高校時代、バンドでコピーをしたわけでございますが、
その時、私も歌いながら、バックの演奏に飛び跳ねていた記憶がございます。
改めてライブ盤の演奏を聴いてみて、
なるほど、そりゃ飛ぶわ、と納得してしまったのでございます。

しかし、このアルバムを最後に第三期は終焉。
Ritchieが脱退してしまったのでございます。
もちろん、このアルバムに収録されているテイクは、
彼が脱退を意識して演奏したものかどうかなんてのはわかりませんが、
何と言うか、これがラストだ、と言わんばかりの鬼気迫るものがあるのでございます。
人間、いざとなったらここまで力が出せるんだ。
そんなことを教えてくれた一作、と言ってもいいでしょう。
心から「ありがとう」と伝えたい一枚でございます。

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小説「味噌汁の味」(22)

21へ戻る)

「ごぶさたしておりました」かしこまった挨拶をする、俺。それに合わせて、聡美も浩輔も恵美子も、会釈をする。
「いやいや、こちらこそ」オヤジもやたらと、よそよそしい。
 しーん。会話は、続かない。縁側の方から、小鳥の鳴く声が聞こえる。さえずり程度のはずが、やたらに大きな声に聞こえてくる。
「お父様、お元気でいらっしゃいましたか」静寂を破るように、聡美が話しかける。
「おお、元気にしとったよ」オヤジは、俺たちの方を見ないでいる。
「そうですか、それはよかったですわ」何とか会話を続けようと努力していることが、聡美から痛いほど伝わってくる。「お父様、おいくつになられました」
「七十になるなあ」オヤジはポロシャツの胸ポケットから、マイルドセブンライトを取り出し、火をつける。
「まだタバコ、吸ってるんですか」俺は思わず、声を強くする。「あの時、やめるって言ってなかったでしたっけ」
 またもや記憶が甦ってきた。俺がこの家を出る直前、オヤジは胸を悪くして入院したのだ。それまでオヤジは、一日に缶ピースを一缶開けてしまうぐらいの、ヘビースモーカーだった。見舞いに行った時、オフクロが泣きながら、もうタバコはやめてください、と言っていた覚えがある。
「何だ、あの時って」吸った煙を口の中で味わうように、ゆっくりと吐き出すオヤジのタバコの吸い方は、今でも変わっていない。「いつの話をしとるんだ」
「入院した時の話ですよ。もうかれこれ二十年前になりますが」
「あったかね、そんなこと」
「あったがね。覚えとらんかね、あんた」お茶を運んできたオフクロが、笑いながら言う。「照れとるもんで、とぼけとるんだわ、この人」
「あんたは黙っとりゃあて」
「ええがね、ほんとのことだで」茶碗をちゃぶ台に並べながら、オフクロは浩輔と恵美子の顔を見比べる。「あんたたち、ほんとに裕輔に似とるねえ」
 浩輔と恵美子は、引きつった笑いでオフクロの言葉に応えている。初対面の人になかなか打ち解けないのは、家系のようだ。
「ほら、見たってちょーだいよ。そっくりだがね」何とかしてオヤジにこっちを向かせようと、オフクロはデカイ声でオヤジに言う。「あんた、言っとったでしょ、孫の顔見るのが楽しみだって」
「余計なこと、言わんでいいわ」オヤジは真っ赤な顔をしながら、タバコを何度も吸っては吐き、吸っては吐き、を繰り返している。
「お父様、灰が」
「熱っ」聡美が指摘するか、しないかのうちに、タバコはじりじりとオヤジの指を焦がしていたようだ。
 そうだった。オヤジが退院した後、俺がいよいよ家を出て行くという日も、オヤジはタバコで指をやけどしたんだった。(23へ続く)

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2007年5月2日水曜日

【介護日記】(4)すねやすい、母親

ゆでたまごのすけでございます。
先日、3連休を利用して家族旅行に行ってまいりました。

私の母親は、さすがに今回は連れて行くのをやめました。
何年か前までは誘って、一緒に旅行したこともあったのですが、
さすがに筋力も落ち、病院に行くのすら結構な大仕事、
という状況になると車で3時間、とかは厳しいと思うのでございます。

今まで、家族旅行に誘っても、すねて行かない、なんてこともありました。
何か自分の機嫌を損なうようなことがあったりすると、
すぐにすねてしまうところのある母親なのでございます。
まあ、かわいらしいぢゃん、とか思う人もいらっしゃるでしょうが、
身内となると、正直なところ、めんどくさいったらありゃしない、
というのがホンネでございます。
まあ、昭和初期の生まれとしては、お嬢様な生活をしていたと
思われる母親でございますから、仕方ないかというのもありますが。

まあ、その辺はまた別途、お話するとして。

旅行前に、母親に電話をしたのでございます。
旅行に行くから、と事前に話しておかないと、
またすねられたらたまんないなあ、と思いまして。
でも、タイミングが悪かったのでございますね。
電話口で母親は、もともと便秘症なところを、
この2日ぐらい大きい方が出ないということをぼやいておりまして。
心配しつつ、その流れで旅行のことを伝えたら、
ちょっとすねた風だったわけでございます。
あ、しまった、ここで言うんじゃなかった、
と思ったのは後の祭りでどんひゃらら。

そんなフォローをしようと思って、
旅行に行く直前と帰ってきた後に、
子供を連れて挨拶に行ってきたわけでございます。
すると、いつもより調子よく、迎えてくれたわけでございまして。
何と言うか、そうやって気にかけてあげることが大事なんだろうなあ、
なんて思ってしまいました。

身内ではありますが、人との付き合いというのは難しいですよ。
それがうとましい、と思う今の若者たちのキモチも
わからなくはありませんが、
それを避けていてはいつまで経っても成長がない、
とも思う次第でございます。自戒の念を込めて。

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【私の音楽ライブラリー/第七回】DEEP PURPLE/Machinehead


ゆでたまごのすけでございます。
いよいよ、
DEEP PURPLEスタジオ録音版の
最高峰とも言うべき
アルバムを紹介しようかと。
ただ、私の個人的な思いで
言うと、LIVE IN JAPANを
聞いた後にこちらを聞いた
せいか、Highway Starの
迫力はどうしてもライブの
方に軍配を上げてしまう、
というのがあるのでございますが。

1. Highway Star
2. Maybe I'm a Leo
3. Pictures of Home
4. Never Before
5. Smoke on the Water
6. Lazy
7. Space Truckin'

しかし、しかしですよ。
このアルバムを改めてきちんと聞くと思うのですが、
全体を見ればすごく整っていると感じるのでございます。
日本は昔からまずシングルを出して、
ヒットしたらその曲を入れたアルバムを出して、
という流れが普通だと思いますが、
欧米ではアルバムありき、そこからシングルカット、
というのが一般的だと思われます。
そういう意味では、アルバムをつくる、
というところからアーティストはスタートしている
ケースが多いんだろうな、と思うわけでございます。

まさにこのMachineheadというアルバムは、
そうやってつくられて、Highway Starや
Smoke On The Waterのヒットが後から来たんだなあ、
と思わせられる作品なのでございます。

昔はレコードで、A面B面があったわけでございまして、
A面は1曲目から4曲目、B面は5曲目から7曲目という
構成だったわけでございますが、
A面はとにかく「ツカミ」に徹している楽曲群だな、と。
1曲目でツカみ、2曲目で落ち着かせ、
3曲目でまた飛ばし、4曲目でポップに楽しませる、と。
ちゃんとB面への期待をさせてくれるわけでございます。

そしてB面は、やり切った感が満載な楽曲群でございまして。
5曲目で重厚感を与え(歌詞はノーテンキなもんですが)、
6曲目でまるでフリージャズかと思うような
インプロビゼーション(即興演奏)を繰り広げて
聴衆を「おぉぉぉぉ」とうならせて、
7曲目でこれまた陽気に締める、という。
たぶん全曲をライブで演奏したら、
それでミニライブがきちんと成り立つという構成に
なっていると思うのでございます。

ちなみに3年ほど前でしょうか、
我が師・桑田佳祐さんがソロのライブ「AAA」で、
「我が栄光のブリティッシュロック」と題して
英国のロックヒストリーのようなライブを展開したのですが、
その際にHighway Starをコピーされておりました。
ギターソロとキーボードソロのところにさしかかった時、
オーロラビジョンで、

「現在、スタジオ盤完コピ中」

と表示させていて、むっちゃ笑ってしまった私は、
かつてのバンド少年でございました。

やはり、最初にこのアルバムを聞いたのは、
姉と同じ部屋で過ごしていた小学生の頃でした。
このアルバムがなければ、今の私はなかったことでしょう。
心から「ありがとう」と伝えたい一枚でございます。

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小説「味噌汁の味」(21)

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 客間で、オヤジの帰りを待つ。
 家がデカければ、客間もやたらにデカい。そしてその客間に置かれた来客用のちゃぶ台も、これまたデカい。家族四人が同じ方向を向いていても、幅は全然余裕がある。不思議と四人は、言葉もなく正座して座っている。まだ見ぬオヤジの帰りを待っているのだから、浩輔や恵美子は緊張している。ただでさえ緊張している俺も、さらに緊張を増してくる。
 縁側からは、日差しが薄く入り込む。夕方になると、西日が差してきて暑くなるんだっけ。古い記憶が、俺の頭にどんどんと甦ってくる。
「あれって、縁側って言うんだろ」浩輔が俺に小声で話しかけてくる。
「ああ、そうだ」何を当たり前のことを、と思いながらはっと気づいた。「そうか、おまえ、縁側なんて見たことないのか」
「そりゃそうだよ。ずっとマンションだったんだから、当然だろ」
「あそこでよく、オヤジが近所の人と将棋をしてたもんだ。それを眺めながら、庭で弟たちと花火をしてた」
「いいですねえ、風情があって」聡美は俺の話に、感心したように相づちを打つ。
「ねえ、弟さんたちって、どうしてるの」恵美子が聞いてくる。
「みんな独立しちゃって、バラバラだよ」そういえば、弟たちとも何年も会っていない。「みんなが集まったら、結構にぎやかになるだろうなあ」
「集まってみたら、どうですか」気軽に話す聡美に、俺は苦い顔で振り返る。
「そりゃ無理だよ」
「どうしてです」
「みんな俺のことを良く思ってないよ」俺は大きなため息をつきながら言う。「長男の俺が一番最初に家を出ちゃったんだからな」
「もう何十年も前の話じゃないですか」聡美は優しく笑っている。「きっともう、大丈夫ですよ」
「そうかなあ」
 がらがらがら。玄関の引き戸が開く音がした。
「ただいまあ」オヤジの声だ。昔より、張りはない。
「お帰りなさい。裕輔、来てますよ」
 家族四人に、改めて緊張が走る。つばを飲む音が、聞こえてきそうな静けさだ。
「おう、きとったんか」オヤジは努めて、平静を装いながら客間に姿を現した。
 その姿は、思った以上に小さくなっていた。(22へ続く)

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