【読書ノート】悩む力/姜尚中



ゆでたまごのすけでございます。

先日、タクシーに乗っている時、
あのタクシーエムというのを
見ておりまして、そこで
著者の姜尚中さんが語っている
プロモーションビデオのような
ものを見て、読んでみたいなあ、
と思っておりました一冊がこちら。

すでに50万部を売っているとか。
すごいですねえ。

今日は大阪まで出張で来ておるのですが、
その新幹線の車中で一気に読めてしまいました。

とにかく、文章がわかりやすい。
そして、目線が私たち一般人に向いている。
哲学的な内容といえばそうなのですが、
とにかくこの混迷する時代において、
何か新しい価値観を求めている人たちが
右往左往する中で、一緒に著者も悩み、
その悩んだ力こそが、これからの時代に
必要になってくるものではないか、
と語りかけてくれる一冊でございます。

現代の混迷を、19世紀末から20世紀初頭に
重ね合わせ、夏目漱石とマックス・ウェーバーという
二人の偉人の悩んだ姿から、これからの時代に
生きていく私たちに何か道を与えてくれるのでは
ないか、ということを追求している一冊です。

ちょっと、仕事や会社のこと、
それに不景気だ派遣切りだと
暗い話題に疲れた時には、
一服の清涼剤となる一冊でございます。

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