【食べある記?】呼び出し太郎のちゃんこ鍋。
大相撲夏場所、真っ盛りでございます。
昨日、相撲中継で呼び出しの方にフォーカスを当てて、
放送がされておりましたが、
その中で「呼び出し太郎」という方のことが、
呼び出しの中でも有名な方だった、
というようなことを言っておりました。
ふと思い出したのですが、
大学生の時、A新聞の当時政治部デスクだった、
Aさん(その後社長に就任されましたが)が、
連れていってくださったちゃんこ屋さんが、
「呼び出し太郎」という店名だったのでございます。
お店ではなく、太郎さんのお宅、
という風情で看板も出ていない感じで、
鶏肉をベースにしたさっぱりとしたちゃんこだったのですが、
今でもやってらっしゃるのかしら、
と思ってググってみてもまったく出てこず。
その中で、どうやらこういうことだったのか、
というのがわかる記事を見つけました。
全日本鍋もの研究会 No.41 《鍋物とは何だろうⅢ》⑥雑炊と汁掛け飯
どうやらですね、
新聞記者の方々で、大相撲担当の方々が、
相撲協会の新聞担当だった太郎さんの世話になり、
その中でちゃんこ鍋をふるまってもらった、
というのが評判になって、
その後記者たちが政治家なんかを連れてきたりした、
なんということだったようでございます。
その政治家には、大平正芳とか中曽根康弘とか、
名だたる方々がいらしたということで。
そんな歴史のあるものを食させてもらったのか、
と改めて思うと、何だか身震いしてきたわけでございます。
人はいろいろ、それぞれの体験を持って成長するものですが、
私もきっと、人には体験できなかったようなことを、
たくさん体験させてもらっていることで、
今の私がいるのだなあ、と改めて思った次第でございます。
コメント