【雑感】私は「意識高い系」が苦手です。
ゆでたまごのすけです。 決して「意識が高い」ということ自体が苦手、ということではありません。ここで言うところの「意識高い系」とは、意識が高いふりをして人を巻き込んだり、なんなら人から金を巻き上げようとするような人たち、と私は定義します。 これまで47年ほど人生を歩んできましたが、そういう人たちに遭遇することはしばしばありました。前回の記事( 【雑感】成果が出せる営業は「幸せ」を願う )でも触れましたが、自分の本業である生命保険の営業のための「集客」を目指し、飲み屋で働くおねーちゃんなんかはまさにそうだったなあ、と振り返って思います。 その彼女に紹介されて参加したのが、一言で言えばネットワークビジネスの勉強会。収益のネタとして何かしらないかしら、と考えていた時だったのでほいほいとついていってしまったわけですが、商材そのものはいいものなんだけど、それを拡販する方法が典型的なネズミ講でして。言っちゃえば、参加する人が増えれば増えるほど集客した「親」が儲かる仕組みですから、勉強会の講師を務める人はひたすら「早く参加した方がいい」を連呼するわけです。まあ会社員として働いている人だったり、それをリタイアして退職金をどう使うかね、とか考えている人が参加者の多くを占めているわけですから、それだけ連呼されると「そうかもしれない」と思っちゃう。世の中にどんなビジネスがあって、それがどういう仕組みで成り立ってるのか、そんなにたくさんの知識をお持ちでない方だったりするから、「今、参加すれば搾取から逃れられる。自由な人生を歩みましょう」なんて言われたら、乗っかった方がいいかも、なんて思うわけですね。 こういう場面に遭遇した時に、冷静になって考えてもらいたいのが、「自分には販路があるのか」ということです。商材がモノであれば、仕入れが発生するわけです。仕入れたものが売れなければ、在庫を抱えることになる。なんなら「負債」ですよね。在庫を抱えないようにするためには、自分がその商材を売れるかどうか、売る先となる見込み客がどれくらいあるか、を冷静に考えた方がいいと思うのです。 なんならその「今がチャンス」と連呼していた勉強会の講師にとっては、参加した人が売れようが売れまいが関係ない。参加者の中で10人中1人でも売れる人が現れればいいわけです。だから勉強会の講師は、参加者を一人でも