【雑感】AIの進化は人々の幸せのためであるべきだ、と思う。

ゆでたまごのすけです。

「AIって何?」「IoTってITと違うの?」という疑問を持たれる方に向けては、IT用語解説のサイトあたりを調べていただく、ということで。

先日、求人媒体の代理店で働く知人が更新したFacebookのコメントで、キャッチコピーを作成してくれるAIというものが生まれそうだ、みたいなことが書かかれていました。そうなったら楽だなあ、的なコメントをされていましたが、まあそれが実用化になったら、確かに楽かもしれんなあ、などを思いながらそのコメントを眺めておりました。

AIの進化というのは、どうやらすさまじいようで。なんなら求人媒体でよくクリックされるキーワードというのがあるのはAIが進化しようがしまいが間違いのない事実で、やれ年間休日がめちゃくちゃ多いとか、残業手当を全額支給だとか、そんなキーワードを原稿の中に散りばめておけばとりあえずは求職者は食いつく、というのは求人媒体に関わっている人間であれば知っていることで。そうすれば応募者の数はとりあえず増えるわけで、企業の人事担当者からすれば応募者が多かった!という報告を上にできるということになれば、そういう案内をした代理店の営業担当はその担当者から高い評価を受けるゆえ、一見八方よし、今風に言うなら「Win-Winな関係」が築けたように感じるわけです。

ここで「一見」と言ったのはどういうことかというと、じゃあその数が多かった応募者数の中身はどうやねん、という話なわけです。たいがいが、そんな「釣り」の文句に釣られた応募者なんてのは、その求人広告を出稿した企業に対して思い入れがあるかって言ったらそんなのあるわけがない。なんなら、他にも「釣り」文句を羅列しているような企業にも多数応募しているわけで、いざその応募者に企業側から接点を持とうとメールしてみたところで「もう他で決まりました」という断り文句を投げ返されるのは目に見えているわけです。

物事には何事も「本質」というものがあるわけです。そこをしっかり捉えることなく、食いつきがいいからという理由だけで「釣り」文句を羅列するのは「本質」からひたすら遠ざかっているに過ぎません。将来、AIが劇的に進化した時に、その「本質」すら捉えて求人広告の言葉を並べ立てられるようになったなら、もしかすると世の中が劇的に幸せになるかもしれないですが、そこまで進化しない限りは「本質」を捉えることは人間にしかできないものであり、その「本質」を捉えた求人広告には「この企業に就職したいなあ」とわりと強く思ってくれている人からの応募が来るものだと私は思うわけです。

人々が暮らしていくにあたり、利便性が高まるためのAIの進化であれば賞賛に値すると思いますが、利益を得たいという輩が効率よく利益を得るためだけにAIが進化するというのは本末転倒ではないか、と私は思っています。多くの人たちが、幸せに生きていけるようにするために、AIが進化していくことを祈願せずにはいられない今日この頃です。


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