【雑感】若者が感じる違和感の原因。

ゆでたまごのすけでございます。

株式会社ニート、というのをご存知でしょうか。

あまり詳しいことは知りませんが、
いわゆる「ニート」と呼ばれるような、
会社組織に雇用されていない人たちが集まり、
それぞれに事業のアイデアを持ち寄って、
その実現に向けて活動をしていくという、
個人事業主の集まりのような会社、
ということのようです。
知り合いがプロジェクトに参加しているようですが、
私も個人事業主の一人でありますので、
こういう取り組みには大変興味がございますし、
うまくいってほしいと願うわけでございます。

なんで、こういう取り組みが行われるかというと、
大きく言ってしまえば、
既存の価値観とか枠組みとか、
そういうものに辟易している人たちというのが、
若い人を中心にたくさんいる、ということなんだ、
と理解しております。

「半沢直樹」なんてドラマが大ヒットしたようですが、
これまた私は一回も見ていないので、
何となくこういうことだろう、という想像で書いていますが、
銀行の組織がゆがんでいる様子を描いたドラマに、
たくさんの人が共感するということは、
つまりは現在の会社組織というものに根深く存在する、
不条理に違和感を感じている人たちが多いのだろう、
と思うわけでございます。

その「不条理」とは、
いわゆる「会社の論理」とか「組織の論理」とか、
そういったものに該当すると思うのです。
世の中的にはおかしいと思われるようなことでも、
会社とか組織とかの中であれば、
それが当たり前、となってしまうような事柄、
と言えばおわかりいただけるでしょうか。
ま、簡単に言えば、
客にとってメリットがなかったとしても、
あるように見せかけて売りつけて業績を上げれば、
その人は正義、みたいなヤツですね。

こういう構造って、
ここのところ世間をにぎわせている、
柔道などのスポーツ団体の暴力事件とか、
鉄道会社の脱線事故の原因と思しきメンテナンスの放置、
およびその隠蔽体質とかにも、
同じようなものがあるのではないか、
と思わずにはいられないのでございます。
何と言いますか、内向きにしかなれない人たちが、
会社や組織にしがみつきたいがゆえに、
会社や組織の論理を振り回して、自分の居場所を確保する、
みたいなことですね。
そういうことをやっている私たち世代も含めた
30後半〜50前半の人たちに対し、
20代の若い人たちは「何やってんの?」と、
違和感を感じているのではないでしょうか。

ジェネレーションギャップとか、
そんなことを言って受け入れられずにいるのは、
ぼやくしか能がないご年輩の人事担当者だけで十分です。
「保身」ばかりに走ることなく、
誰が見ても「これは正解でしょ」と言われるような、
全うなことに一生懸命取り組んだらどうですかね。

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