【映画レビュー】レスラー

ゆでたまごのすけでございます。

正月、録画して見た「さんタク」で、
ミッキー・ロークの復活エピソードを紹介しており、
そこで紹介されていたのがこの映画、
「レスラー」でございます。

ミッキー・ローク、大ブレイクした後、
整形などをして、だいぶ人気が落ち込んだそうでございます。
その復活の作品がこちらだそうでございますが、
何もレスラーを演じなくても、と思ってしまうのでございます。

ところが、ほんとに肉体を鍛え上げていて、スゴい。
かつて大人気を博したレスラーが、
20年を経て落ちぶれていながら、現役にこだわり、
ところが途中で心臓発作で倒れ、バイパス手術を施され、
引退を考え、別れて連絡も取っていなかった娘に連絡を取ったり、
よくいくストリップバーの子持ちの女性に恋をしたり、
アルバイトしていたスーパーの惣菜売場担当として、
働く時間を長くしてみたり、とどんどん生活が変化していくのですが、
結局娘との約束が守れなかったり、
惣菜売場での仕事に耐え切れなくなったりして、
病気の体を抱えながらリングに戻っていく、
という作品でございます。

いやあ、男ってこんなもんだよなあ、
と思ってしまうのでございます。共感するのでございます。
これって、女にはわからん世界なんだろうなあ、と。

「俺に引退しろと言えるのは、ファンだけだ」

再起のリングに上がったミッキー・ローク演じるレスラーが、
観客に向かって語るMCのこのセリフ、
大きくうなずきながら眺めてしまった次第でございます。

ダメな男は、愛おしい。
私はそう思うのでございます。

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