【雑感】おバカな若者。
ずっと書こうと思ってて、温めていたネタを一つ。
冷蔵庫に入る若者など、
バカなことをする若者たちが問題になったことが、
ちょっと前にございましたよね。
「どうしてそんなことをするのか理解できない」
という論調で、テレビなどでは語られていましたが、
そういうことを言っているうちは、
きっと彼らのような奇行はなくならないでしょう。
だって、彼らは大人の鏡ですよ。
私が通っていた高校は、
都内でも五本の指に入るくらい、
偏差値レベルの低い学校でした。
そこでは毎日のように、
理解不能な行動をする生徒たちがいました。
たとえば男子トイレの便器を全部壊すとか。
おかげで近所のコンビニは、
トイレを借りるうちの生徒であふれ返り、
苦情が学校に寄せられたとか。
私は「ロック部」という名の、
いわゆる軽音楽部にいましたが、
そこの先輩は、自転車置き場が風であおられて、
下敷になってしまった自分の自転車を、
倒れた他の自転車を起こしていけばいいものを、
一つひとつ自転車を持ち上げては、
「ふんぬ!」とばかりに放り投げて、
ようやく自分の自転車にたどり着く、
という行動をされておられました。
私も、自分の教室に折り畳み傘を置いておいて、
別の教室での授業を受けて教室に帰ってきたら、
なぜか傘が開かれていた、という不思議な体験もしました。
彼らの行動に、理由なんてありません。
面白そうだったから、だけです。
そして、そんな彼らが今、若者と言われる人たちの、
親世代になっているわけです。
私の世代のみんながそんな学生時代を過ごした
親だとは思いませんが、
少なからず、刹那的に生きていた人たちもいる、
というのは間違いないでしょう。
「理解できない」と言う前に、
自分のこれまでの行動を振り返ってみたらどうだろう、
と思わずにはいられません。
彼らの行動を理解し、彼らと対話することが、
奇行をなくしていく第一歩ではないかと思うのですが、
どうでしょうね。
コメント