【雑感】偉大な力。
ゆでたまごのすけでございます。
この二週間ほど、仕事がバタバタで忙しく、
今日もまだいっぱいやらないといかんことがある、
という状況の中、
ある種の逃避かと思うくらいに、
ゆっくりと新聞を読んでおりました。
今住んでいる川口市に、木のおもちゃをつくっている人がいること。
川崎麻世さんが見つけてきたユニット「a-more」の
ボーカルの大石さんという方は、
とても澄んだ声をしていらっしゃること。
ゆっくり新聞を読んでいると、
新しい発見がいろいろあるもんだなあ、
などと思っておりました。
そんな中、ますだおかだの増田さんが語る、
自分のお父さんの話が書かれた、
連載ものの「おやじの背中」が興味を引きました。
増田さんのお父さんは、
いろんな事業を興しては失敗していたそうです。
店をお母さんに任せ、
ふらふらと家にいた3〜4年間があったそうです。
そんなお父さんに、働けや、と
増田さんはくってかかったことがあったとか。
どこか、私のオヤジさんとダブるものがありました。
お父さんが末期の肝臓がんと知らされたのは、
増田さんが会社を辞めて
漫才師になろうとしていた時だったそうです。
病床のおやじさんに相談したら、
アホ、そんなカンタンになれるもんやあれへんぞ。
とだけおっしゃったのだそうです。
1年後にABCお笑い新人グランプリで最優秀新人賞を
獲った時には、お父さんは病院でテレビの生放送を見て、
号泣されていたそうです。
看護師や先生にも、自慢していたのだとか。
そんなお父さんに、最近は自分が似てきている、
ということを感じるのだそうです。
もし自分が漫才師をやめたら、
3〜4年は何もできないだろう、
すぐに誰かの下では働けない、と。
そこも、何だか共感してしまった次第です。
そしてそんなお父さんは、
父親としては失格だったかもしれないけど、
男としては魅力的だった、と。
とても、うなずいてしまう次第です。
おかんが文句言いながら別れなかったのは、
そのせいかもしれない。
締めの文章に、
さらに大きくうなずく自分がおりました。
私の母親も、一度、離婚をしようとしたことがありました。
でもオヤジは、絶対印鑑を押そうとはしなかったとか。
母親の葬式の時、母親の妹、私のおばにあたりますが、
そのおばから、オヤジと母親は大恋愛の末に結婚したんだよ、
と聞かされました。
その二つの事実を、つなぐもの。
それはオヤジの男としての魅力があったことであり、
母親はそんなオヤジに離婚をつきつけながら、
結局はどこか、心の奥底で惚れた男を信じていたのではないか、と。
そして、そんなオヤジにどこか似てきているなあ、
と感じる自分に思いを馳せていると、
何だか心の中にこみ上げてくるものがありました。
新聞の力は、まだ偉大だと思いました。
そして、親、家族、血。これもまた、偉大だと思いました。
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この二週間ほど、仕事がバタバタで忙しく、
今日もまだいっぱいやらないといかんことがある、
という状況の中、
ある種の逃避かと思うくらいに、
ゆっくりと新聞を読んでおりました。
今住んでいる川口市に、木のおもちゃをつくっている人がいること。
川崎麻世さんが見つけてきたユニット「a-more」の
ボーカルの大石さんという方は、
とても澄んだ声をしていらっしゃること。
ゆっくり新聞を読んでいると、
新しい発見がいろいろあるもんだなあ、
などと思っておりました。
そんな中、ますだおかだの増田さんが語る、
自分のお父さんの話が書かれた、
連載ものの「おやじの背中」が興味を引きました。
増田さんのお父さんは、
いろんな事業を興しては失敗していたそうです。
店をお母さんに任せ、
ふらふらと家にいた3〜4年間があったそうです。
そんなお父さんに、働けや、と
増田さんはくってかかったことがあったとか。
どこか、私のオヤジさんとダブるものがありました。
お父さんが末期の肝臓がんと知らされたのは、
増田さんが会社を辞めて
漫才師になろうとしていた時だったそうです。
病床のおやじさんに相談したら、
アホ、そんなカンタンになれるもんやあれへんぞ。
とだけおっしゃったのだそうです。
1年後にABCお笑い新人グランプリで最優秀新人賞を
獲った時には、お父さんは病院でテレビの生放送を見て、
号泣されていたそうです。
看護師や先生にも、自慢していたのだとか。
そんなお父さんに、最近は自分が似てきている、
ということを感じるのだそうです。
もし自分が漫才師をやめたら、
3〜4年は何もできないだろう、
すぐに誰かの下では働けない、と。
そこも、何だか共感してしまった次第です。
そしてそんなお父さんは、
父親としては失格だったかもしれないけど、
男としては魅力的だった、と。
とても、うなずいてしまう次第です。
おかんが文句言いながら別れなかったのは、
そのせいかもしれない。
締めの文章に、
さらに大きくうなずく自分がおりました。
私の母親も、一度、離婚をしようとしたことがありました。
でもオヤジは、絶対印鑑を押そうとはしなかったとか。
母親の葬式の時、母親の妹、私のおばにあたりますが、
そのおばから、オヤジと母親は大恋愛の末に結婚したんだよ、
と聞かされました。
その二つの事実を、つなぐもの。
それはオヤジの男としての魅力があったことであり、
母親はそんなオヤジに離婚をつきつけながら、
結局はどこか、心の奥底で惚れた男を信じていたのではないか、と。
そして、そんなオヤジにどこか似てきているなあ、
と感じる自分に思いを馳せていると、
何だか心の中にこみ上げてくるものがありました。
新聞の力は、まだ偉大だと思いました。
そして、親、家族、血。これもまた、偉大だと思いました。
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