【読書ノート】いま20代女性はなぜ40代男性に惹かれるのか/大屋洋子
ゆでたまごのすけでございます。
最近の新書ってのは、
ほんとにあっという間に読めて
しまう、という感じでございます。
大屋洋子著
「いま20代女性は
なぜ40代男性に惹かれるのか」
でございます。
講談社+α新書でございます。
前にちょいちょい飲みに行ってた
銀座のおねえちゃんから
「読んでみるといいよ」と
勧められまして、読んだ本でございます。
著者は、電通総研の方。
さまざまなリサーチをしている中で、
健康に関する1万人調査をしてみて、
40代の男性とつきあう20代女性が多い、
という傾向を発見して、
その理由をレポートした、
みたいな一冊でございます。
まあ簡単に言いますと、
20代の男性は草食系と言われるように、
恋愛にどん欲なところはなくて、
それでいて20代女性は人生の岐路に立たされて、
ストレスフルな環境にいるから、
癒されたい、受け止められたい、と思っていて、
かたや40代男性はバブル期を経験して、
未だに恋愛をしたいと思っているパワフルな人が多くて、
それでいて仕事上でのストレスフルな毎日を過ごしていて、
癒されたい、サードプレイスを欲している、
という条件が合致して、つきあうケースが増えてるのでは、
という仮説をまとめている感じでございます。
一方で、20代男性というのは、
競争よりもあなたはあなたのままでいい、
という個性化教育を受けて来た世代であり、
女性を必要以上に女性視することなく、
同じ人間、というような視点で見る傾向があるといい、
そういう意味では、共感できる関係が築ければ、
それはそれで20代の男女がいい恋愛をできるのでは、
というような仮説もまとめておられました。
そんな内容を、著者が仕事でリサーチしたアンケートや、
実際に聞いた体験談などを交えながら、
その仮説に信ぴょう性を持たせている、
というような内容になっておるのでございます。
なんとなーく、みんなそうかなあ、
と思っていたことを、実証しようとしている、
という点で面白い試みの一冊と言えるのではないでしょうか。
ちょうど40代のすぐ手前にいる私としては、
なるほど、今の20代女性はそんなことを考えているのか、
とある種客観的に見てしまう感じで、
読み進めてみた次第でございますが。
まあいずれにしても、
お互いにプラスになる恋愛をされておられるのであれば、
それでいいのではないかなあ、と思ったりしたのでございます。
コメント