【読書ノート】竜馬がゆく(一)/司馬遼太郎



ゆでたまごのすけでございます。

久々の読書ノートでございます。

司馬遼太郎著・竜馬がゆく(一)
でございます。

はい、龍馬伝を見ているから、
読んでみようと思った次第でございます。
ミーハー、極まりない(笑)。

装丁、懐かしくはないですか。
現在、発売されている文庫本とは、
明らかに装丁が違うんでございます。

それもそのはず、
こちらは1982年5月発行の第18版。
嫁が若かりし頃に買ったものが、
ずっと私の部屋の書棚に置いてあった、
というものなのでございます。

ご存知の方もたくさんおられるでしょうが、
(一)はほんとに若かりし頃の竜馬の姿が
描かれている巻でございます。

龍馬伝でもございましたが、
江戸は千葉道場で修行を続ける竜馬の姿。
千葉道場の周作の息子や、
その妹のさな子との触れ合い。
桂小五郎との出会い。
武市半平太との関係。
それらを読んでいると、
なぜか龍馬伝の福山雅治さんであったり、
貫地谷かほりさんだったり、
渡辺いっけいさんだったり、
大森南朋さんだったりが頭の中に出てきてしまうという(笑)。

そしてそんな中で描かれる竜馬は、
やはり新しい世界への憧憬であったり、
そしてその憧憬を憧憬のままに終わらせず、
どうすれば今の事態を打開できるか、
ということに頭をぐるぐるぐるぐるとさせたり、
ということをしている人間として描かれております。

そんなぐるぐるを繰り返しながら、
成長をしていく竜馬の姿が、とても愛おしい。
そう感じさせてくれるのは、
司馬遼太郎氏の筆の妙、
ということなのでございましょう。

引き続き、続刊を読んでみたいと思います。

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