【私の音楽ライブラリー/第八回】DEEP PURPLE/Made In Japan


ゆでたまごのすけでございます。
今回紹介するこのアルバムは、
ずっとご紹介している
DEEP PURPLEの第三期と
呼ばれる時期のLIVE音源を
収録したものでございます。
ジャケットを見ると、
第二期の最高傑作と言われる
「Live In Japan」の海外版
「Made In Japan」の
デザインとウリ二つ、
という感じになっております。
マニアにしてみると、
あれ、ちょっと意識した?
みたいな突っ込みが入れたくなる作品でございます。

これもまた、姉が大学生だった当時に、生協で買ってきた一枚だったと記憶しております。
当時、小学生だった私がエラそうに、「DEEP PURPLEの第三期のライブってないのかな」
などと姉に言って、「あった!」と得意げに買ってきて聞かされたような覚えがございます。

1. Burn
2. Mistreated [Interpolating Rock Me Baby]
3. Lady Double Dealer
4. You Fool No One
5. Stormbringer

収録されているのは、第三期DEEP PURPLEがリリースしたスタジオ盤の2枚からのものでございます。
「Mistreated」は、他にもリリースされているRainbowとWhitesnakeのLIVEと聞き比べると、
ああ、こいつはやっぱりRitchieとCoverdaleでやらんと味が出んのだなあ、などと思ってしまいます。

やはりこのバンド、LIVEの方がかっこいいわけでございます。
スタジオ盤が決して悪いということではないのでございますが、
その演奏に磨きがかかっている、という感じがしてしまうのでございます。

これもまた、ガキの頃にはA面(1曲目から4曲目)までしか聴いていなかったようで、
自分でCDを購入してからB面だった2曲を聴いた、という感じだったと思います。
改めて聴いて、衝撃だったのはラストの「Stormbringer」でした。
LIVEでは、こんなにハネている演奏だったのだーーーー。
それが正直な感想でございました。
高校時代、バンドでコピーをしたわけでございますが、
その時、私も歌いながら、バックの演奏に飛び跳ねていた記憶がございます。
改めてライブ盤の演奏を聴いてみて、
なるほど、そりゃ飛ぶわ、と納得してしまったのでございます。

しかし、このアルバムを最後に第三期は終焉。
Ritchieが脱退してしまったのでございます。
もちろん、このアルバムに収録されているテイクは、
彼が脱退を意識して演奏したものかどうかなんてのはわかりませんが、
何と言うか、これがラストだ、と言わんばかりの鬼気迫るものがあるのでございます。
人間、いざとなったらここまで力が出せるんだ。
そんなことを教えてくれた一作、と言ってもいいでしょう。
心から「ありがとう」と伝えたい一枚でございます。

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