【創作ノート】お人好しぶりを証明する話。
ゆでたまごのすけでございます。
どんだけ、というくらいにお人好しの父。
そんな父は、持ち家を奪われたことがあります。
私が小学校五年の時のことでした。
家にいた私は、母親に、怖い人がくる、
と言われて、母親と私とで、
家から近い繁華街に出ていこう、
と言われたことがありました。
その時に来た怖い人というのが、
父の持ち家の所有権を奪った人。
当時は、借金の債権者ということになっていました。
父は、知り合いが葬式を出す費用がない、
と相談を受け、その人の借金の保証人となり、
その知り合いがトンズラをこいて、
その借金の方に自分の持ち家を取られた、
ということなわけでございます。
しかしながら、その後わかったのは、
実はその借金をした知り合いと、
債務者として持ち家を持っていった人とは
グルだった、ということでした。
つまり、詐欺だったわけです。
その後、東京に私たちが出てきた後、
愛知県警に別件で逮捕された知り合いと債務者の二人に、
余罪があるということで、県警の人が家に事情聴取をしにきた、
ということがございました。
どこまでもお人好し、というのを証明する事実でございます。
そして、そんな血を引いている、私。
そんな父を、つい最近まで受け止められずにおりましたが、
母の死をきっかけに、ようやく向き合えるようになってきた、
という気がしておる次第なのでございます。
どんだけ、というくらいにお人好しの父。
そんな父は、持ち家を奪われたことがあります。
私が小学校五年の時のことでした。
家にいた私は、母親に、怖い人がくる、
と言われて、母親と私とで、
家から近い繁華街に出ていこう、
と言われたことがありました。
その時に来た怖い人というのが、
父の持ち家の所有権を奪った人。
当時は、借金の債権者ということになっていました。
父は、知り合いが葬式を出す費用がない、
と相談を受け、その人の借金の保証人となり、
その知り合いがトンズラをこいて、
その借金の方に自分の持ち家を取られた、
ということなわけでございます。
しかしながら、その後わかったのは、
実はその借金をした知り合いと、
債務者として持ち家を持っていった人とは
グルだった、ということでした。
つまり、詐欺だったわけです。
その後、東京に私たちが出てきた後、
愛知県警に別件で逮捕された知り合いと債務者の二人に、
余罪があるということで、県警の人が家に事情聴取をしにきた、
ということがございました。
どこまでもお人好し、というのを証明する事実でございます。
そして、そんな血を引いている、私。
そんな父を、つい最近まで受け止められずにおりましたが、
母の死をきっかけに、ようやく向き合えるようになってきた、
という気がしておる次第なのでございます。
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