【就職・転職のツボ】とある会社のお話(1)/大手飲食チェーンA社の場合
ゆでたまごのすけでございます。
15年ほど、求人広告の仕事をしてまいりました。
そんな中、いろんな会社に取材に行きましたし、
いろんな先輩社員の話を聞いてきました。
おそらく、取材に訪ねた会社は500〜600社、
取材した先輩社員の数は4000人ぐらいになるかと。
だいたい、年間で名刺が300枚くらいずつ、
はけてしまいますからね。
そんな経験の中で、いい会社の見分け方のようなものも、
どこかで蓄積されてきたのかなあ、などと思います。
私がこれまで取材した中から、
こんな会社もあるんだよ、的な話を書くシリーズ、
やってみたいな、と思う次第でございます。
今回は、大手飲食チェーンのA社さん。
こちら、私が初めて求人広告をつくった会社さんでございます。
私が担当した当時は、
まあ飛ぶ鳥を落とす勢いで伸びていた時でございます。
どこかの商社さんから、チェーン展開を積極的に行うようにと、
資金を出資してもらっていたから、というのもあるでしょう。
いわゆる、新卒大量採用を行いたい、
という要望が当然のようにあったわけでございます。
しかしながら、外食業界というのは、
今でも不人気業界と言われる業界でありまして、
なかなか思うように人が集まらないのでございます。
担当させていただいた最初の年は、
とりあえず受注をいただいたものをつくる、
という感じでお仕事をさせていただきましたが、
翌年あたりから、やはり学生に向けてある程度の
ブランディングをしないといけませんよ、
というような提案をさせていただいた記憶がございます。
先輩社員の方々にたくさん、取材をさせていただきました。
そんな中でわかってきたのは、
A社さんはいわゆるマニュアルというのがしっかりとできておらず、
お店の人たちの腕次第で売上げも集客も大きく変わってくる、
ということでございました。
ある店長さんは、女性客が多いからと、
トイレにつまようじを置いてみるようにしたとか。
ある店長さんは、小さいお子さんのいる家族連れが多いからと、
ウエイティングのスペースにテレビデオ(懐かしい)を置いて、
子どもたちが楽しめるようなアニメを流してみたとか。
とても、ホスピタリティの高い工夫を凝らしておられたんですね。
そんな工夫の数々を、まとめて社内報にでもしたらいいんじゃないか、
と思うくらいに。
裏を返せば、会社が勝ちパターンを提供できてない、
という見方もできるんですが、私はそうはとらえないで、
それぞれのお店でそれぞれの自由で、客を喜ばす工夫ができる会社、
というところを前に出して、広報戦略を考えていったわけでございます。
ただ、残念ながら、こちらの会社さん、
オーナー企業色が非常に強かったんでございますね。
詳しいことはわかりませんが、人事担当の方が次々と退職され、
変わっていってしまう。何が原因かはわかりませんが。
オーナー企業によくあるパターンでございますが、
昨日言ってたことが今日変わる、しかも180度、
ということが結構あって、それが納得できない、
みたいなことがいっぱいあったのではないかなあ、と思うのでございます。
今はどんな感じで運営されているかは、よくわかりません。
しかしながら、もっと社員のやる気を出させるような、
社員の声を吸い上げる仕組みのようなものができていれば、
もっと劇的に成長していったのではないか、
などと思わずにはいられません。
15年ほど、求人広告の仕事をしてまいりました。
そんな中、いろんな会社に取材に行きましたし、
いろんな先輩社員の話を聞いてきました。
おそらく、取材に訪ねた会社は500〜600社、
取材した先輩社員の数は4000人ぐらいになるかと。
だいたい、年間で名刺が300枚くらいずつ、
はけてしまいますからね。
そんな経験の中で、いい会社の見分け方のようなものも、
どこかで蓄積されてきたのかなあ、などと思います。
私がこれまで取材した中から、
こんな会社もあるんだよ、的な話を書くシリーズ、
やってみたいな、と思う次第でございます。
今回は、大手飲食チェーンのA社さん。
こちら、私が初めて求人広告をつくった会社さんでございます。
私が担当した当時は、
まあ飛ぶ鳥を落とす勢いで伸びていた時でございます。
どこかの商社さんから、チェーン展開を積極的に行うようにと、
資金を出資してもらっていたから、というのもあるでしょう。
いわゆる、新卒大量採用を行いたい、
という要望が当然のようにあったわけでございます。
しかしながら、外食業界というのは、
今でも不人気業界と言われる業界でありまして、
なかなか思うように人が集まらないのでございます。
担当させていただいた最初の年は、
とりあえず受注をいただいたものをつくる、
という感じでお仕事をさせていただきましたが、
翌年あたりから、やはり学生に向けてある程度の
ブランディングをしないといけませんよ、
というような提案をさせていただいた記憶がございます。
先輩社員の方々にたくさん、取材をさせていただきました。
そんな中でわかってきたのは、
A社さんはいわゆるマニュアルというのがしっかりとできておらず、
お店の人たちの腕次第で売上げも集客も大きく変わってくる、
ということでございました。
ある店長さんは、女性客が多いからと、
トイレにつまようじを置いてみるようにしたとか。
ある店長さんは、小さいお子さんのいる家族連れが多いからと、
ウエイティングのスペースにテレビデオ(懐かしい)を置いて、
子どもたちが楽しめるようなアニメを流してみたとか。
とても、ホスピタリティの高い工夫を凝らしておられたんですね。
そんな工夫の数々を、まとめて社内報にでもしたらいいんじゃないか、
と思うくらいに。
裏を返せば、会社が勝ちパターンを提供できてない、
という見方もできるんですが、私はそうはとらえないで、
それぞれのお店でそれぞれの自由で、客を喜ばす工夫ができる会社、
というところを前に出して、広報戦略を考えていったわけでございます。
ただ、残念ながら、こちらの会社さん、
オーナー企業色が非常に強かったんでございますね。
詳しいことはわかりませんが、人事担当の方が次々と退職され、
変わっていってしまう。何が原因かはわかりませんが。
オーナー企業によくあるパターンでございますが、
昨日言ってたことが今日変わる、しかも180度、
ということが結構あって、それが納得できない、
みたいなことがいっぱいあったのではないかなあ、と思うのでございます。
今はどんな感じで運営されているかは、よくわかりません。
しかしながら、もっと社員のやる気を出させるような、
社員の声を吸い上げる仕組みのようなものができていれば、
もっと劇的に成長していったのではないか、
などと思わずにはいられません。
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