【就職・転職のツボ】とある会社のお話(2)/衣料品量販店チェーンB社の場合

ゆでたまごのすけでございます。

とある会社のお話、第二回でございます。

これまた、私が求人広告の制作を担当しておりました、
大手衣料品量販店チェーンB社でございます。

このB社、学生には知られていないけど、
実はスゴい会社だったりするんでございます。

とにかく、利益率が高い。
なぜ高いかというと、一言で言うなら、
在庫管理システムが異常なほどによくできている。

どっかのお店で売れている商品が、
別のお店で売れていなかったら、
本部から「在庫移動しなさい」と指示を出し、
お店ではその指示に則って処理するだけで、
売れているお店に移動する、
という仕組みができ上がっているのでございます。

変な話、お店で在庫管理しなくていい、
ということなんでございます。
だから店長さんって、そんなに大変じゃない。
新卒入社で2〜3年目で店長なんて、普通でした。

ここ、ポイントでございます。
世に店長という名のポジションは数あれど、
その会社によってミッションも違えば、
その責任の重さも全然違う、というものでございます。

営業職、という職種が会社によって全然違う、
というのと同じようなものでございますね。

仕入れの様子も、スゴいんでございます。
本部にはいわゆるバイヤーと呼ばれる人たちが
いるわけでございますが、
その人たちは商品部のフロアーに、
まるで銀行の窓口のような感じで並んでおられまして、
商品をプレゼンにやってきたメーカーの方々が、
「次の方〜」という感じで呼ばれて、
商談に向かう、というスタイルになっているのでございます。

なんか、病院の待合室で順番を待っていて、
呼ばれたら診察に行く、みたいな感じでございます。

それゆえか、このB社さんはどことなく、
公務員みたいな雰囲気の方が社員で多くおられた、
という印象が強くあるのでございます。

そして、学生の中での認知度が低いものですから、
そこをどう克服するか、というのが採用広報では、
常に課題となっておったのでございます。

いろいろ、手を変え品を変え、やりましたね。
利益率がいいとか、システムが優れているとか、
そういうのを、学生がB社さんの存在を知った後、
しっかりと理解できるようなコンテンツづくりに、
腐心した記憶がございます。

衣料品量販店の業界は、なかなか激戦になっている、
という感じでございますね、昨今は。
そんな中でも、B社さんは現在も安定して、
業績を上げておられるようなのでございます。

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