【旅の思ひ出】母の実家、発見。



ゆでたまごのすけでございます。

引き続き、母の実家を訪ねる旅
でございます。

こちら、名鉄犬山線の柏森駅。
この駅が、母の実家の最寄り、
ということになるのでございます。

降り立ったのは、
どれぐらいぶりになるでしょう。
かれこれ20年以上ぶり、
になるのではないでしょうか。



駅前はすっかり整備されており、
きれいなものでございます。

私の記憶の中では、
駅舎が木造で、
出口を出たらすぐに
踏切があった、
というイメージで
ございました。

それを思いますと、
ずいぶんときれいになったものでございます。
そりゃあそうですよね。
20年以上も経てば、これぐらいは変わるでしょう。



駅周辺をうろうろとしたので
ございますが、
どうにも記憶の中と
風景とがマッチしない
のでございます。

そうしているうちに、
記憶にあるものに遭遇いたしました。

それがこの、貯水槽跡でございます。

当時はここに、金網の柵があり、
柵に囲まれた中にちゃんと貯水槽が
あったのでございます。

しかし、今はなぜか、
貯水槽はなくなっており、
貯水槽という標識だけは
残っているという状態になっておりました。



それでもどの辺に母の実家が
あったのか、はっきりと
思い出せずにうろうろして
おりましたら、
近くにお住まいのご年輩の
方がいらっしゃいまして、
お声がけさせていただいた
のでございます。

すると、その方は母の実家をご存知で、
場所を案内していただけたのでございます。

そしてようやくたどりついたのが、
こちらでございました。
訪ねてきたのは、高校時代以来。
確かに、20年以上ぶりでございます。

門は、きれいになっておりました。
かつては、鉄のがっちりした門が、
構えておったのでございますが。
でもつくりは、当時のそのままでございました。



玄関をのぞきますと、
ますます記憶がよみがえってまいりました。

祖父母がいて、母がいて、
母の姉妹がいて。

玄関のすぐ前の廊下を、
下痢をした私はもらしながら
走って玄関のすぐ右側にあった
トイレに駆け込んだとか。

汚い話ですいません。

この玄関の奥の方にお風呂場がございまして、
そのお風呂が昔のタイル張りのもので、
入るのにとても深くて怖かったなあ、とか。

感傷にひたらせていただいた次第です。



こちらの軒先は、
現在はすっかりなくなって
しまっておるのですが、
かつては縁側になっており、
その縁側に祖父と腰掛けて、
何やら話していたりした、
という記憶もございます。



以前、父親の実家を訪ねた
時もそうだったのでございますが、
この日、母親の実家を訪ねた際も、
それまで曇っていた空が、
このように明るくなってきたので
ございます。

きっと、天国で喜んでおるのかな。
そう思いながら、空を見上げました。

まもなく、人手に渡るこの建物。
最後にこうやって訪ねられ、
写真に収められたのは、
とてもよかったなあ、と思いました。


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