【映画レビュー】苦役列車。

ゆでたまごのすけでございます。

続けております、DVD三昧。
週に4本くらいは観れたらな、と。
そんな中で観ましたのが、「苦役列車」。
西村賢太さん原作の小説の映画化、
でございますね。
森山未來さん、お上手でございます。

原作を先に読んでおりまして、
その主人公のダメっぷりに、
読みながら「てめえ、何とかせいや!」と、
何度となく突っ込みを入れていたのを、
やたらと記憶しておりますけれども、
この映画で描かれる主人公・北町貫太も、
まあほんとにいい感じのダメっぷり。
原作に忠実だなあ、と思いながら、
最後まで見終えた時には、
いやいや、原作の主人公の方が、
もっとダメダメだったんじゃない?
という気がしたのが正直なところでございまして。

やっぱりね、前田敦子さんが出演されていたり、
貫太の友人もイケメン俳優の高良健吾さんがやってたり、
というのでうまいこと中和されているんだろうなあ、
などと思ってしまった次第でございます。

しかしながら、途中で友人に彼女ができ、
一緒にお酒を飲む席で、毒づく貫太の、
やたらと文学的なセリフが個人的にはめっちゃおかしくて。
こんなヤツいたら、ほんとめんどくさい、
と思いながらも、笑ってしまうんじゃないか、
と思わせられたのでございます。

しかしマキタスポーツさん、
奥田民生さんに似てましたね(笑)。

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