【映画レビュー】アウトレイジ。

ゆでたまごのすけでございます。

正月のDVD三昧、借りてきたものの最後を飾り、
北野武監督の「アウトレイジ」を観ました。

続編なのか、「アウトレイジ・ビヨンド」が、
2012年に公開されておりましたね。
そんな話題があったものですから、観てみよう、
とミーハーに思って観た作品でございます。

率直な感想。これは企業を描いた映画だ、ということ。
続編も「全員悪人」なんてキャッチフレーズですが、
とにかくどいつもこいつも二枚舌なんでございます。
人の言うことをまともに信じた人たちが、
一番ろくでもない目に会う、という感じの映画。
何と言うか、時代の変化に伴って、
ヤクザの世界もかなり変化している、
というのはここ最近、図書館で借りて読んだ
溝口敦さんの「暴力団」だったり、
磯川全次さんの「アウトローの近代史」だったり、
に書かれていることから理解はしておりますが、
そういう変化って、結局カタギの世界も一緒だよな、
なんて思ったりしているのでございます。

北野監督も、なんか同じような変化を感じながら、
芸能界に生きておられるのかなあ、
なんて思いながら観てしまいました。
そう感じるから、暴力的な描写に走るのかも、
という点では、どこか共感してしまった次第でございます。

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