【雑感】遠い、戦争体験

ゆでたまごのすけでございます。

また、終戦記念日がやってまいります。

今、NHKで「ガラスのうさぎ」の作者である、
高木敏子さんが新たに執筆した書籍の話題を取り上げております。
高木さんは、戦争体験の語り部として、
日本全国を行脚されていたそうでございます。
「語り部」になれる方々が、どんどん少なくなっていく。
風化させてはいけない、とステレオタイプですが、
そう思ってしまう次第でございます。

しかし。

1970年生まれの私には、戦争体験などあるはずもございません。
ただ、母親は、昭和3年生まれ。戦争体験のある世代でございます。
私の世代には珍しい年齢でございましょう。
友人と、機銃掃射を避けながら、手をつないで走って逃げていたら、
がくん、とつないだ手が急に重たくなったと思って振り返ると、
友人は機銃掃射を受けて絶命していた、
などという話を聞かされたことがあります。

つまりは、戦争体験世代の話を聞かされている人は、
間違いなくいるわけでございまして、
それはおそらく、私の世代やその前後にいるはずなのでございます。

以前、舞台で戦争をモチーフにした作品をつくった時、
役者や演出の人たちからは、自分たちに実体験がないものを
演ずるのは難しい、というような話をしていたのを記憶しています。
確かに、そうなのだと思います。

しかし。

だとしても、何らかの方法で、次の世代へ、
伝えていかなくてはならないのではないだろうか、
と漠然と考えてしまうのでございます。

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