2012年9月28日金曜日

【雑感】先生風な、もしくは先生的な。

ゆでたまごのすけでございます。

昨日は、中学校の先生みたいなことをやってきました。
下の娘の通う中学で、三年生を対象に、
総合教育の時間を使った授業ということのようで、
「会社をつくってみよう」「商品開発してみよう」
というような授業を行う、とのことで。
全学年の生徒たちを4人一組にして、
それぞれに社長、商品開発担当、広報担当、
といった具合に役割を与えて、
その会社で新商品のスイーツを開発しよう、
というテーマで行われる授業なのだそうでございます。

その中で私は、広報担当になった生徒たちを集め、
新しい商品を世の中の人たちに知ってもらうために、
広告や宣伝をするにあたって、
どんなコピーを書いたらいいのか、
コピーを書くというのはどう考えればいいのか、
というのをお教えする、
という講師をお引き受けしたのでございます。

授業にあたり、まったく資料を用意していない、
という何ともダメな先生でございました(苦笑)。
しかしながら、いくつかの身近な事例を見せて、
まずは広告ってどうやって考えてつくってるのか、
を教えてあげて、実際に何らかの商品をサンプルにして、
その広告を試しにつくるにあたって、
キャッチコピーを考えてみよう、
という段取りにしようと、頭の中で考えて臨みました。

まず事例に使ったのは、
某携帯キャリアさんの人気のCMでございます。
なんで「予想外」というキャッチフレーズなのか、
というのを生徒たちに考えてもらったのでございます。
ここでは、要するに誰かに向かって、
何かを伝えようとしているのが広告なのだ、
というのをわかってもらおうと思った次第でございます。

次に、大手自動車メーカーさんが初夏の頃に
駅貼りのポスターで出稿していた広告のキャッチ、
「負けるもんか」というのを題材にして、
今度はこの広告が、
誰に向かって、何を伝えたかったのか、
というのを考えてもらったのでございます。

そして、それがわかったところで、
じゃあ次は実際に誰に向かって何を伝えるか、
を考えながらキャッチコピーを考えてみよう、
ということで、
生徒たちにもなじみ深い、
駄菓子屋さんでずっと並び続けている棒状のお菓子を
サンプルにして、新聞広告を出すとしたら、
どんなキャッチコピーにする?
というのを考えてもらったのでございます。

やってみて思ったのが、
生徒たちはとてもまっすぐで、
ストレートなキャッチフレーズを考えるものだ、
ということでございます。

うまい、安い、●●棒!

みたいなキャッチを、がつん、
と出してくるわけでございます。

ああ、いいなあ、こういうピュアさ。

正直、そういう感想を抱いたのでございます。
仕事でコピーを書いておりますと、
当たり前というか、よくありがちというか、
そういう表現には決して走らないように、
という制約をいつの間にかかけていたりする、
というものでございます。
しかしながら、その制約をかける前に、
まずは今回の授業での生徒たちのように、
まず一番先に伝えたいことって何だっけ、
ということをしっかりと考えた上で、
こねくり回さないと、いくら制約をかけたところで、
その制約は空回りにしかならない、
というのを改めて実感した次第でございます。

この授業の様子は、
昨日のテレビ埼玉の夕方のニュースで、
ちらっと紹介されたらしいのでございます。
予定では、来週の金曜あたりに、
また取り上げてもらえそうだということでございます。

生徒たちにお教えしながら、
自分が改めて教えられた。
そんな実感のあった、
ためになる授業だったのでございます。

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