【雑感】いつの世も、きょうだいは。

ゆでたまごのすけでございます。

非常に不人気と言われているNHK大河ドラマ、平清盛。
私、一回目からずーっと見続けております。

わりと、面白いと思うんですがねー。
物語は、平安末期から鎌倉幕府ができるまでの時代背景を、
平家側から描いている、という点がやっぱり面白い。
同時代は一般に、
「平家物語」と言われる源氏がいいもん役になってて、
清盛が超ワルもんになってる話の方が知られておりまして。
そういう意味では、同じ時代を描くにも、
視点の置き方でこうも変わるか、というところが面白いわけです。

まあ、その辺はわりと一般的に言われているところですが。

見ようによっては、
家族ものとか兄弟ものにも見えるし、
見ようによっては、
ビジネスを成功させた人の偉人伝にも見えるし、
見ようによっては、
「課長 島耕筰」のような出世ストーリーにも見えるし。
いろんな見方ができるドラマだと私は思っておりますが、
今日はどちらかというと兄弟もの、と呼びたくなるお話でして。

今日の回は、すでに清盛が朝廷の奥深くまで取り入って、
自分は役職からは身を引いて、頭を坊主にして出家しちゃった、
というあたりの話でございまして。

清盛には、異母弟がいるわけですな。
いや、異母弟というか、そもそも清盛は、
このドラマでは白河上皇が女に生ませた子どもで、
父の忠盛とは血がつながっていない、
という設定でございますから、
厳密に言えば父も母も違う弟となるわけですが。

その異母弟である頼盛は、
なかなか朝廷の重職につかせてもらえずにおりまして。
他の兄弟はもちろんのこと、清盛の子どもたちすら、
すでに重職につかせてもらえているのに、です。

なんでか、と頼盛が考えるに、
保元の乱の際に自分が清盛に楯つくようなことをしたから、
まだそれを引きずっておられるのだろう、と。

なんか、頼盛の気持ちがよくわかるんでございます。
上の兄弟がやっていることとか、考えていることとかって、
その上の兄弟が考えている以上に、下の兄弟は、
ものすごく気にしたりするんでございますよ。
まして、異母兄弟なんかだったりしたら、なおさらでして。

で、頼盛は、清盛の兄上に直接聞くんでございますね。
なんで私はとりたててもらえぬのか、と。

清盛は、出家して移住した先の福原(今の神戸)に
頼盛を呼び寄せ、こう語るわけですな。

私は今、この福原に平家の都をつくろうと思っている。
朝廷に気兼ねなく、国づくりを進められる都を。
平家の都を繁栄させるためには、
父母の血を引く頼盛の平家一門への並々ならぬ思いは、
不可欠なものなのだ。

そっかー、だから朝廷の役職なんぞに、
弟を就かせようなどとは思ってなかったんだねー。
すげーな、清盛。カッコいいな。
異母兄弟であろうとも、弟のことを、
しっかりと向き合い、ちゃんと考えていたのねー。

ま、要するに頼盛が抱いていた兄への思いは、
大変狭い視野でのものでしかなかったということで。
つまりは私も、視野が狭いということなのだな、
と頭をガツンとやられたような気になりまして。

清盛の兄上のような兄弟を持つことができたなら、
自分の抱く妬みや嫉みのような思いなんぞ、小さいもんだ、
と気づかせてもらえるのだろうなあ、と、
ちょいとうらやましく思った次第でございました。

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