イケメン営業は、イケてる営業に成長した・A君



ゆでたまごのすけでございます。
東北楽天ゴールデンイーグルスの
田中将大投手はプロの洗礼を
受けたようでございます。
やはり相手チームの選手たちも、
「高卒ルーキーにやられてたまるか」
と思うのでございましょう。
悔し涙を流していたというところが、
田中くんのスゴいところかなあ、
と思わずにはいられませんでした。

そんな「洗礼」を若い人に浴びせたことが、私にも何度となくございます。
かつて、よくここにも書いております求人広告大手某社で営業をやっていた
A君も、まさにそんな一人だなあ、と思っております。

A君と出会ったのは、今からかれこれ6年ぐらい前でしょうか。
埼玉は大宮の拠点で制作ディレクターをやっていた頃の話です。
4月の人事異動に伴って、千葉の方でぶいぶい言わせてた営業が
こっちにやってくるらしい、というウワサを耳にしておりました。

そのぶいぶい言わせてた営業、というのがA君でございました。
見た目、イケメンなのでございます。
そういうぶいぶいかよ、と思ったりもしたのでございますが、
営業としてのセンスというか嗅覚というか、
そういったものもこいつは優れているなあ、
というのがA君と仕事をして感じた印象でした。

ただ、当時のA君に足りない、と私が感じていたものが一つありました。
それは「感謝の気持ち」でございました。

彼は、確かに売れる営業でした。
でも、自分が売れている、と思い込んでいる節がありました。
彼が無茶なスケジュールでお客さんからもらってきた仕事を、
彼は制作担当の人に
「せっかく持ってきたんだから、やって当たり前でしょ」
というような態度で接してきました。

「A、お前、何様だと思ってんねん」
関西人でもないのに、思わず私は関西弁で彼に怒鳴りました。

仕事を持ってきた、お前は偉い。
だがその仕事を形にするのは、お前にはできない。
最後まできちんと形にして、お客さんは満足する。喜んでくれる。
そこまで全部一人でできもしないのに、
そんな態度で人にモノを頼んでたら、
誰がお前のために仕事をしてくれると思うんだ。

そんなようなことを、私は興奮気味にまくしたてた覚えがあります。
私のデスクの横に、A君は体育すわりをしながら、
私の偉そうな説教に耳を傾けておりました。

そんな日から、3年ぐらいが経過した頃でしょうか。
彼は埼玉から、首都圏の営業担当として、
しかもマネージャーという役職まで手にしておりました。
私も、首都圏の方で仕事をするようになりました。
久しぶりに、彼の仕事を任せてもらうことになりました。
お客さんのところへ二人で訪問する前に、
喫茶店で打ち合わせをしている時のことでした。

「ゆでたまごのすけさん、これ」

A君が差し出したのは、彼の新しい名刺でした。
私が受け取った名刺の、「マネージャー」と、
自分の役職が書かれた部分を指差し、彼はこう言いました。

「ゆでたまごのすけさん、これ、ゆでたまごのすけさんのおかげですよ」

何言ってんだ、お前ががんばったからだろ。
そう言いながら、私は心の中でうれし涙を流していました。
おせじでも、そんなことが言えるようになったんだな、という気持ち。
そして、そこまでAは成長したんだな、という気持ち。
その二つが交錯していたのを、よく記憶しております。

そんなA君は、求人広告大手某社を退職し、
小さなネットベンチャーへ転職していきました。
きっと、もっと自分を厳しい環境に置いてがんばってみよう、
と思った上での行動なのでしょう。

A君、私も、君に負けずにがんばりますよ。
そんな思いを込めて、A君に伝えたい。
心から「ありがとう」と。

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