芝居をナメちゃいけない、と教えてくれたF氏



ゆでたまごのすけでございます。
何日かぶりの更新になってしまいました。
やれミクシィだの何だのと巡回していたら、
気がついたら時間が過ぎていた、
なんてことを繰り返したあげくに更新する時間がなくなってしまったというていたらく。。
ほんと、反省することばかりの毎日でございます。

反省といえば、芝居で思い切り反省させられたことがあります。
私の義理の兄、F氏の劇団に客演で参加させていただいた時のことです。
その劇団はM.C.と言いまして、70年代には一世を風靡した劇団でございます。
私は中学生の頃、演劇部におりましたもので、
私のすぐ上の姉(ちなみに私の上には2人の姉がおります)が
その劇団の舞台に連れて行ってくれたのです。

まあ、その時のカルチャーショックたるや、もう。

普通に演劇していた中学生の私は、舞台で生バンドをバックに、
役者の人たちがみんな歌って踊って叫んで走り回るステージに
度肝を抜かれたわけでございます。

こんなステージ、やりてー。

その時、そう思ったものでした。

そして大学時代。
憧れのその劇団に参加させてもらうことになりまして。
しかし、そう甘くはなかったのであります。

体が、ついていかない。。

私は学生時代、スポーツというスポーツを
何らやったことのない人でありまして。
そんなヤツがいきなり歌って踊って叫んで走って、
なんてことができるわきゃない。
ダンスの初稽古の時なんて、まずもってステップが踏めない。
話にならないわけでございます。
途中で持病のぜんそくは出るし、ほんと、情けない限りで。

ダンスで迷惑をかけた分、芝居ではいけるぞ、
なんて自信を持ってのぞんだ芝居の方の稽古でしたが、
これまたさんざんなわけでございまして。

すごい、でかい声でしゃべってるんですよ。
でも演出のF氏は一言。

聞こえねーよ!

え、なんで?と思う間もなく、続けて同じ台詞を
さらにでかい声でしゃべってみる。

聞こえねーよ!

え、どうして?なんで?
そう思いながら、もうとにかく聞こえると言われるまで
やらなきゃどうしようもないわけでして、
もう何も考えずとにかく叫びまくったわけでございます。

こんなん、芝居してないよ。

そう思いながら叫び倒してみたところ、
ようやくF氏は納得したようで。
こんなんでいいのかしら。そう思っていたものです。

でも、今になって思えば、よくわかります。

わかったような芝居すんな、と。
できもしねーことやるんじゃねーよ、と。

芝居ができる、と思っていること自体が思い上がりなのでございます。
私の芝居なんて、もうお見せできるような代物ではございません。
芝居ができるだなんて、そんなことを生意気にも言ってるようでは、
プロの役者の方に申し訳が立たないわけでございます。

それぐらいのこと、早く気づけ。

そんなことを、F氏は稽古で私に伝えてくれたのではないかと思っております。

そんなF氏は、もう60歳を超えておられます。
それでも、今でも劇団M.C.を続けておられます。
相変わらず、歌って踊って走って叫んで、というステージを繰り広げられております。
私はずっと、心の中で応援しております。
いつまでも、そのまま、変わらずいてほしい。
身内ということもあるかもしれません。F氏は、今でも私のヒーローです。

そんなF氏に、心から伝えたい。「ありがとう」と。

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