奇想天外の天才作家・筒井康隆



ゆでたまごのすけでございます。
最近はすっかり執筆活動がごぶさたでございます。
脚本を書くのはいいけど、
それは舞台でやって初めて意味があるわけでして、
そうするとどうしても集団創作ということになるわけで、
これがまたなかなか大変だったりするのでございます。
まあ、そんなの言い訳に過ぎませんが。

小説を書いたりしていたこともございます。
小学6年生ぐらいから、つたない文章を綴っておりました。
そんな頃から影響を受けていた作家の方が、筒井康隆さんでございました。
最初に読んだのが「乱調文学大事典」という作品でして。
国語辞典のような体裁なのですが、
そこに掲載されている言葉の解説がとにかく変だったのでございます。
何なんだ、この人は、と。頭おかしいんじゃないか、と。
そんな感想だったのですが、妙にハマってしまったんですね。

その後もいろんな作品を読んだりしたのですが、
やはりどれもこれもちょっとおかしい。それが面白いんですが。
短編で、面白いものがいくつもありました。
関節を鳴らして会話する宇宙人と地球人が商談する、「関節話法」とか。
畳に顔を突っ伏して寝ていたら、顔に畳の模様がついてしまい、
それがほんとの畳になっちゃうという話とか。
長編でも、「虚航船団」なんてホチキスとかハサミとかが
宇宙船に乗って旅しちゃうんですよ。何だそりゃ、という感じじゃありませんか。

でも、そんなおかしな発想をできるのって、天才だと思います。
なかなかそこまでおかしくなれない。だから凡人なんでしょうが、ゆでたまごのすけは。

でも、私もやっぱり、ちょっとおかしい作品を書くし、
いつまでもそういうおかしいことをおかしい、と思って書ける人でありたい、
なんて思っちゃいます。

そんな私に大きな影響を及ぼしてくれた天才作家、筒井康隆さんに感謝の気持ちを伝えたい。
心から「ありがとう」と。

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