【雑感】ジャーナリズムと、広告。



ゆでたまごのすけでございます。

先日購入しました、週刊東洋経済。
電通 vs. リクルート vs. ヤフー
というとっても刺激的な表紙に
引かれ、ついつい買ってしまった、
という次第でございます。

まあ、広告業界、激震ですね。
いろいろ、考え方を変えねば、
という時代なのかなと思います。

そんな中、日本雑誌協会の名前で、
編集委員会委員長名での意見広告が
掲載されておりました。

ほんとに簡単に要約しますと、
雑誌社が起こされた裁判で、
やたらと高額の賠償金を支払えとか
社長は責任を取れとか、記事を取り消せとか、
そういった判決が乱発されていることに危機感を感じ、
これは雑誌ジャーナリズムを揺るがすものである、
という見解を発表している次第でございます。

私はたかが一人のコピーライターでございますが、
そんな見解への、私的見解を述べたいな、
と思うのでございます。

結局、品格の問題ではないかと思うのでございます。

雑誌は、ジャーナリズムであり、広告媒体でもあります。

雑誌をビジネスとして成り立たせるためには、
クライアントから広告をいただかないといけない、
というモデルがあるわけでございます。

しかしながら、ジャーナリズムは、
時に応じてクライアント企業が損をこうむるような
ことであろうと、事実を報道せねばならない、
というものだと思うわけでございます。

そのジャーナリズムとしてのスタンスを、
ないがしろにして商業主義に走るというのも、
一つの道であろうし、それが悪いとは思いません。

が、しかし。

金払ってんだから、とエラそうに振る舞うのも、
金もらってんだから、と萎縮してしまうのも、
要はこの雑誌で何がしたかったんだっけ、
という理念とか、軸といったものがブレてしまうから、
だと思うのでございます。

そういうのを、私は、品がない、と思うのでございます。

そんなきれいごとばかりは言ってられない、
というスタンスもわかります。
私も、広告でメシを食っていますから。

しかしながら、軸に置いておくべきものは、
ブラしてはならない、と改めて強く思うのでございます。

品のある大人でいたい。そう思わずにはいられません。

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