【私の音楽ライブラリー/第三回】DEEP PURPLE/IN ROCK


ゆでたまごのすけでございます。
私の音楽ライブラリー、
第三回目の今回は、
またまたDEEP PURPLEでございます。

DEEP PURPLEは、76年に一時解散するまでの間、
4回にわたるメンバーチェンジをしております。

<第一期>
Rod Evans(Vo.)
Ritchie Blackmore(G.)
Nick Simper(B.)
Jon Lord(Key.)
Ian Paice(Dr.)

この初期メンバーからボーカルとベースが変わり、
Ian Gillan(Vo.)とRoger Glover(B.)が加入。
その最初のアルバムと言われるのが、「In Rock」でございます。

いや、厳密には、ちょっと違うのでございます。
実は「In Rock」の前に、第二期のメンバーになってすぐ、
リリースされたアルバムがあったのでございます。
タイトルは「Deep Purple/The Royal Philharmonic Orchestra」。
DEEP PURPLEとクラシックのオーケストラが一緒になって
演奏したライブの模様を収録したアルバムです。

DEEP PURPLEの音楽的志向について、
イニシアチブを握っていたのは当初、
キーボードのJon Lordでした。
彼はとてもクラシック音楽に傾倒していて、
特にバッハに対する敬意の気持ちが強かったようなのです。
だから第一期のアルバム群は、何と言うか、
どこか頭で考えてつくられた、という感じの曲が多かった。

ところが、です。

オーケストラとの競演を終え、何か吹っ切れたものがあったんでしょうね。
DEEP PURPLEは、「In Rock」で考えることをやめたのです。

ノリがよくって、突っ走っちゃえばいいんだぜ、べいべー。

そんな勢いで登場したかのようなナンバーが、
一曲目の「Speed King」。王様直訳によれば「速さの王様」ですよ。
曲名がもう、振り切ってます。フルスロットルです。
歌詞の中にChack Berryの曲名を織り込んだり、
遊び心満点で、Jamってたら何だかこんなんできちゃった、的な
曲なんだろうなあ、と思ってしまいます。

それに、このジャケット。
今見ると、とてもつたない合成なのでございますが、
当時の印刷技術やフォトレタッチ技術からすれば、
結構がんばったんじゃないかしら、と思ってしまうのでございます。
それも、アメリカ大統領の顔のところが、
DEEP PURPLEのメンバーの顔にすげかわってる。
「どうだ、ロックの大統領だぞ、俺たちゃ、わはは」と、
豪快に笑ってくれているかのようなデザインでございます。

1. Speed King
2. Bloodsucker
3. Child in Time
4. Flight of the Rat
5. Into the Fire
6. Living Wreck
7. Hard Lovin' Man

シングル盤になったりで、有名な曲は3曲目と5曲目あたりでしょうが、
私が個人的に好きなのは、2曲目と7曲目。
「Bloodsucker」は特に、現在でも活動中のDEEP PURPLEが、
今のメンバーで改めてレコーディングしたバージョンなんかも、
聞き比べてみると「年食って、こなれた演奏してんなあ」なんて
感じてしまうわけでございます。

ついつい、深く考えてしまいがちな私からすると、
そんなに難しく考えなくてもいいんだよ、と声をかけてくれているかのような、
そんなアルバムでございます。
心から「ありがとう」と伝えたい一枚でございます。

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