負けるな、と言ってくれている気がする・中島みゆき
ゆでたまごのすけでございます。
春の選抜高校野球、終わりましたね。
桜の花も今週末にはほぼ散りそう、
という感じで、春が終わりに向かって
いるのだなあ、と「もののあはれ」な
雰囲気に浸っている今日この頃
でございます。
春の選抜高校野球の入場行進曲は、夏の全国国高野球選手権と違って
毎年変わるわけでございますが、今年はTOKIOの「宙船(そらふね)」
でございました。作詞作曲が中島みゆき、
ということでずいぶん話題にもなったかと思います。
私、中学生ぐらいの頃から、中島みゆきの大ファンなんでございます。
大ファンというのは、ほんとにほんとに大ファンでございまして、
これまでのアルバムは全て、といっていいぐらいに私の書斎の
CDラックにところ狭しと収まっているのでございます。
小学生ぐらいの頃には、「悪女」「あの娘」「悲しみ笑い」など、
ベストテンなんかのランキングに顔を出すヒット曲は知っておりました。
逆に言うとそれぐらいしか知らず、アルバムに収録されている曲などは、
ほとんどと言っていいほど聞いたことがございませんでした。
中学三年の受験期に、私は思い切り志望校を滑って、へこんでおりました。
そんな時、当時は東京に住む私と両親とは別に、
愛知県で教員をやって一人暮らしをしておりました11歳違いの姉から、
「元気を出せ」ということでカセットテープが送られてきたのです。
その中には、前に取り上げましたレッド・ツェッペリンも入っておりましたが、
同時に中島みゆきの曲も別のテープにセレクトしてくれておりました。
そんな中で私の心に刺さったのが、
「予感」というアルバムに入っている楽曲たちでした。
このアルバムは、私にとって中島みゆき史上最高峰、
と勝手に位置づけておる次第でございます。
別れを告げられた女の切ない心情を淡々と歌い上げる「この世に二人だけ」。
闘いに破れた人たちをある意味で励ましている「誰のせいでもない雨が」。
そして、そんな人たちの味方だよ私は、と宣言してくれる「ファイト!」。
受験を失敗した直後の私は、
涙なしにか聞けなかった楽曲ばかりでございます。
以来、私は中島みゆきさんのアルバムが発売されたらすぐに購入するし、
「夜会」なる演劇仕立てのライブにも何度も足を運びましたし、
著書はまるでバイブルのように読ませていただいたりしておりました。
年を経るごとに、どんどんその歌詞や曲調が洗練されていくように感じます。
ユーミンこと松任谷由実さんもまったく異なるベクトルでそうなっていますが、
中島みゆきさんの曲に励まされ、助けられ続けていることは、間違いありません。
そんな楽曲を提供し続けてくれている中島みゆきさんに、伝えたい。
心から、「ありがとう」と。
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