【私の音楽ライブラリー/第四回】DEEP PURPLE/BURN(紫の炎)


ゆでたまごのすけでございます。
ここまでDEEP PURPLEを続けたら、
しばらくはDEEP PURPLEでいこう、
なんて思っちゃった次第でございます。

そんなわけで、第三期の代表作「BURN」でございます。
王様の直訳だと「燃えろ」なわけですが、
邦題は「紫の炎」となっているわけでございます。
当時、70年代の洋楽の邦題って、どれもなんか変、
という感じがするのでございますが、
こちらも直訳ではないとはいえ、
アルバムのジャケットを見ると「まあ、そうか」と、
変に納得してしまうわけでございます。

第三期DEEP PURPLEというのは、
第二期からまたボーカルとベースが入れ替わり、

David Coverdale(Vo.)
Ritchie Blackmore(G.)
Glenn Hughes(B.&Vo.)
Jon Lord(Key.)
Ian Paice(Dr.)

というメンバー構成になったわけでございます。
David Coverdaleは、ご存知の方も多いでしょうが、
その後Whitesnakeというバンドでブレイクしたボーカリスト。
そしてGlenn Hughesはベースとボーカルを両方こなせるということで、
DEEP PURPLEとしては初めてツインボーカル、なんてものを実現した、
というのが特筆すべきところかなあ、と思います。

1.Burn
2.Might Just Take Your Life
3.Lay Down,Stay Down
4.Sale Away
5.You Fool No One
6.What's Goin' On Here
7.Mistreated
8.'A'200

まあもちろん有名なのは1曲目でしょう。
ギターリフというか、メインフレーズはよくテレビ番組のSEとかでも
使われていますし、途中のギターソロ、キーボードソロは、
RitchieとJonの持ち味を存分に出したものと言えるでしょう。
私の個人的な思い出としては、
Burnを試しにコピーして、遊びで「俺がドラムやるー」とか言って、
やってみたら一曲で死にそうになった、ということでしょうか。
あんなにドラムソロのようなフレーズが続く曲は、
ドラム泣かせと言って過言ではないでしょう。

そして何と言っても、7曲目。
その後、CoverdaleのWhitesnakeやRitchieのRainbowでも
演奏されていて、それぞれの味が出ているナンバーなのですが、
スタジオ録音では何と言うか、Coverdaleの初々しさが感じ取れます。
エピソードとして、なかなかこの曲もボーカルテイクが決定できずにいた
CoverdaleがRitchieに励まされた、なんて話があったと記憶しています。
そのあたりが、歌声からひしひしと伝わってくるというか。
後年のCoverdaleの声にはなかったような、まっすぐさがあるのです。

他の曲でも、2曲目や3曲目あたりを聞いてみると、
基本はRitchie主導で音づくりをしているのだけれど、
何となく、CoverdaleやGlennが加入したことで、
彼らが当時傾倒していたFUNKとか、BLACK MUSICな要素が、
どことなく感じられるのが、以降のDEEP PURPLEの運命を
暗示していたのかなあ、なんて思われる一枚でもあります。

私としては、LIVE IN JAPANと合わせて、
DEEP PURPLEのベスト3に入る一枚ではないかと思っております。
そして、BurnもMistreatedも、一度はコピーしたいなあ、
と思いつつ結局一度もコピーできずにここまできてしまい、
いつまでも憧れのままで存在しているアルバムとも言えます。
心から「ありがとう」と伝えたい一枚でございます。

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