【読書ノート】ゴールデンスランバー/伊坂幸太郎


ゆでたまごのすけでございます。

今さらながら、伊坂幸太郎氏。
ゴールデンスランバーを読了。
前々から気になっていた作家さん
でございましたけれども、
手を出してみて、よかったな、
というのが正直な感想でございます。

映画化もされておりましたね。
この方もミステリー出身の作家さんの
ようでございますけれども、
やはりミステリーは作家の登竜門的な
カテゴリーになっているのでございますね。

流行作家の一人、という印象を、
もともとは受けておりましたが、
この方の作品にはきちんとメッセージ性と申しますか、
社会へのアンチテーゼというテイストがある、
という感じがしまして、個人的には好きだなあ、
と感じさせてくれる作家さんだと思いました。

たとえば、えん罪。たとえば、マスコミ。
たとえば、警察の捜査。そんなあたりが、
この作品の根底のテーマになっておるように
感じた次第でございます。
ある日突然、首相暗殺の犯人にされてしまったら、
というところから、そんなテーマに対して、
あなただったらどうするの?問いかけであったり、
こういうことっておかしくない?という疑問であったりが、
読んでいるこちらに投げかけられていくのでございます。

そして、そこに人間ドラマと、
それぞれの登場人物の丁寧な造形が重なってくる。
ダイナミックなエンターテインメント、
という印象に仕上がっているのは、
大きなテーマに負けないような物語づくりを、
丁寧に、細かく造り込んでいるからでございましょう。

伊坂さん、私と年はそう変わらない感じでございます。
同年代がこうした重厚な作品を書いているというのは、
とても刺激になるし、励みになるのでございます。

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