【雑感】情報商材≒求人広告?

ゆでたまごのすけでございます。

情報商材にだまされた、という人が、
消費者センターのようなところへ相談する
ケースが増えてきているのだそうでございます。

情報商材というのは、
簡単に言えば「1日たった15分、これをやれば、
月収100万円も夢ではない!」とか、
「このノウハウさえあれば、ナンパ成功率が
劇的にUP間違いなし!」といったような
キャッチフレーズを大々的に謳って、

そのノウハウが書かれたものを指します。
書籍というか、PDFというか、
だいたいがそういう体裁になっておりまして、
1部何万円とか、何十万円とかいったものが多いそうで。

私も一度、それっぽい商品の文章を書かないか、
という話がありまして、やってみたこともございますが、
あまりにうさんくさく、筆が進まず、
途中で投げ出してしまったことがございます。
だってね、そこらにあるノウハウ本を抜き書きして、
言い回しを変えたりしていいですから、
と大量のノウハウ本を渡されるんでございますよ。
要するに、情報商材などというものは、
そんなものだったりするのでございます。

とはいえ。
求人広告に関わっている私でございますが、
変な話、広告と名のつくものというのは、
どこかしらそういううさんくささというものは、
まとわりついてくるものだと思うのでございます。
事実とは違っていないけれども、
ちょっと大げさに言ってみたり、
うまいこと言い換えてみたり、
という側面はどうしてもあるわけでございまして。
だから、情報の受け手としては、
売り込んでいる側から発信されている情報は、
その本質はどこにあるのか、という目利きができるように、
目を肥やしていかないといけない、と思うわけでございます。

そんな中、それでも私は、
求人広告を出稿したいと希望される会社さんに取材をする際、
できる限りその本質はどこにあるのか、
というのを何とかして引き出そう、と思いながら、
常に取材に臨んでいる次第でございます。
その目線は、どこかジャーナリスティックな感覚に近い、
と自分でも感じる次第でございます。

まあぶっちゃけ、求人広告を売る側からしてみれば、
売ってしまって入金さえしてもらえればいいわけでございまして、
それで出稿した企業さんが採用を成功するかどうか、
というのは二の次というところもあるわけでございます。
そういうスタンスで営業している人も、いなくはない。

しかしながら、そうやってお金を払わされた会社さんは、
たまったもんじゃない、という風に私は感じるわけでございます。

だから、できる限り、求人広告を見た人が、
この会社はこんなところがいいんだ、だったら応募してみようかな、
とちゃんと本質が見える広告をつくらないといけない、
と感じておるわけでございます。
そうしなければ、いい人は採用できないし、
求人広告を買った会社さんも幸せになれないし、
応募する側も幸せになれないし、
ひいては求人広告を売った側も幸せになれない、と思うのでございます。

きっと、「ぜんぜんいい人採れないじゃん」
と怒り心頭になったりする人事部の採用担当の方や、
「ひどい会社なのに、こんなにいい会社って広告つくりやがって」
と応募した会社に対して怒りを感じる応募者の方は、
まるで前述の消費者センターに相談や苦情を出されるような
情報商材のごとき求人広告をつくられたり、
見せられたりしているから、そんな怒りを感じるのだろうなと。
ならば、そんな怒りを感じることなく、
みんなが笑顔になれるような広告づくりをした方がいいだろう。
そう思うのは、当然のような気がするのでございます。

私の父親も、かつては広告の世界にいたそうでございます。
父親も、きっとそんな気持ちで広告づくりに臨んでいたのでございましょう。
業界を辞めた理由は、ウソをつくのがイヤになった、
という風に語っていたそうでございますが、
父親の気持ちもわからないではありません。むしろ、リスペクトします。
しかしながら私は、ウソをつかなければいい、
ウソをつかない広告づくりに励み続けて、
それを認めてくれる人たちがいる限りは続けていこう、
と思って、まだこの世界におります。

40にもなって青臭いですね(笑)。
でもこれは、たぶん血だと思います。
ずっと、このスタンスは変わらないんだろうな、と思いながら、
情報商材≒求人広告にならないように、
日々、研さんに励んでいこうと思っているところでございます。

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