【雑感】行ってきました、さいたま文学館。



ゆでたまごのすけでございます。

行ってきました、さいたま文学館。
某求人広告制作会社で知り合った
後輩くんを誘いまして、
赤羽から一路、桶川まで足を
運んだ次第でございます。

駅前は、いかにも埼玉の町、
という風情で人も少なく、
近くの高校のスクールバスが
来ては止まって、学生を押し出す、
といった風景が見受けられる
くらいで、若者はほとんどいない、
そんな感じでございましたが。


桶川駅に着いたのが、12時半前くらい。
ちょうどお昼時なので、
ランチでも食べましょう、と思って、
目的地近くにございました
イタリアンを訪ねてみました。

スタッフがお一人、風邪でお休み
されたようでして、
なかなか厨房が回っていない、
という様子だったのでございますが、
来店されておられる方は常連なのか、
待たされていることを特に苦にも
しておられない様子でございまして。

店頭で20分ほど待ったかと思いますし、
お食事が出てくるまでも20分くらい
待ったように感じましたが、
まあ時間はあるから、と二人で意気投合し、
じっくり待たせてもらって食すると、
とってもパスタ、おいしいんでございます。
なるほど、みんなこれがわかってるから、
さほど文句も言わなかったのかな、
なんて思った次第でございます。
桶川を訪れたら、ぜひ一度訪れておくべき、
というようなおススメ店でございます。


さて、こちらがそのさいたま文学館。
駅西口を出て、徒歩5分も歩くかな、
というような近距離にございます。

埼玉県にゆかりの文学者や、
埼玉県を取り上げた作品を書いた
文学者のことだったり、
あるいは万葉集といった古典に
描かれた埼玉はどんなものだったか、
といったことを常設展示されている、
という博物館なのでございます。


目的は、この文学館の宝展。
泉鏡花や永井荷風の初版本を
展示している、というニュースを見て、
これは何だか行って見てみないと
いけないような気がして、
ということで訪ねてみた次第でございます。

埼玉にゆかりある文学者たちの展示も、
なかなか珍しいものが並んでおりまして、
とても興味深く拝見したのでございますが、
永井荷風の初版本などについては、
荷風研究家のような方がコレクションされている、
というものをこの文学館が所蔵しているようで、
濹東綺譚の初版本で、荷風が気に入らなくて、
市場には流れなかったというものをどうにかして
手に入れた、というレア本などが並んでおりまして。

そのコレクションの中で一番私が目を引いたのは、
宮沢賢治の直筆原稿の複製版。
宮沢賢治って、とっても子どものような字を書く
方だったんでございますね。
何だか、山下清に相通ずるものがあるなあ、
などと感心しながら眺めてしまった次第でございます。

同行してくれた後輩も、
一人ではなかなか行かないところだということもあり、
とても感慨深く展示物を見てくれておりました。
たまにはこういう休日の過ごし方もいいな、
と思った次第でございます。

入館料は210円。
往復の交通費が1000円未満でございますから、
なかなかかわいらしい小旅行だったかな、
などと思いながら、ご満悦な日曜日でございました。

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