【映画レビュー】パレード

ゆでたまごのすけでございます。

「世界の中心で愛を叫ぶ」の監督である、
行定勲氏の作品なのでございます。

藤原竜也さんと、貫地谷しほりさんが出ている、
というだけで借りてしまった作品でございます(笑)。

なんで一緒に住んでるのかさっぱりわからない
若者たち4人の暮らす2LDKの部屋に、
「サトル」という名の謎の若者が現れることで、
それまで危うい感じではありながら、
バランスの取れていた4人の若者たちの生活に、
揺さぶりがかかっていくというのが物語の軸。

互いの本質的な部分に触れようとしない若者たちが、
何とも日本の現代社会を映し出している、
というような映画評がどこかで書かれておりましたが、
まさにそんなところでございまして、
しかしながら「サトル」という名の若者が現れることで、
一人ひとりがたとえば妊娠という現実に直面したり、
友人の死という現実に直面したり、
あるいは自分の過去から目を背けて生きていたことに、
改めて気づかされていったり、といった具合に、
本来避けては通れない自分の中にある本質の部分に
嫌が応なしに気づかされていく、
というところが実に見事な構成になっている、
という感じがした次第でございます。

しかしながら、大ヒットする系の作品ではないな、と(笑)。
まあ、そんなことははなっから狙っていない作品だ、
という感じで見させていただいた次第でございますが。

こういう、アンダーグラウンドな感じは大好きでございます。
また演技演技していない、あるいはさせていない演出、
というのも実に好感が持てる印象なのでございます。

ラストは、しかしハッピーエンドではございません。
結局、本質から目を背けて終わる感じでございますゆえ、
ああ、なるほど、どこか今、みんなが感じている
閉塞感のようなものを象徴しているなあ、
などと思いながら、心地のよい後味の悪さを
噛みしめながら見終わったのでございます。

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