【雑感】学校改革には、学校の常識は不要?

ゆでたまごのすけでございます。

新聞で、東村山市のとある小学校が、
学校運営に関してさまざまな改革の取り組みをしている、
という話題が取り上げられておりました。

たとえば、職員会議をなくしたとか。
次年度計画は12月に行うとか。
それもこれも、先生たちのやる気を促し、
子どもたちと向き合う時間を増やすため。

こうした改革にあたって校長先生が考えたのは、
従来型の学校の常識にとらわれないで考えること、
だったそうでございます。

会社組織でもそうでございますが、
トップがどんな組織像を描きたいのか、
しっかりとしたビジョンがなければ、
なかなか組織はよくならないものでございまして。

改革というのは、ともすれば反発も受けますが、
結局はビジョンがしっかりとあって、
それを形にするための「ツール」である、
と私は考える次第でございます。

学校というのは、どうやら前年踏襲、
というのを大事にする文化があるようでして。
それではいつまで経っても改善はされない、
とその東村山市の小学校の校長先生も、
新聞への寄稿で書いておられました。

たとえばパソコンだったり、最近だとiPadだったり、
いろいろと電子化のためのツールも、
学校への導入を叫ばれたりしておりますが、
問題なのはそういうものの納入業者が
どうにかして受注を取ろうと袖の下なぞを
用意したりして、決裁権者に取り入って、
なんのビジョンもなく導入を決定したりすることであって、
おそらくこうしたツールは、
学校運営においてうまく使えば先生の業務を楽にして、
しかも子どもたちにも向き合えるようにするための
有効な「ツール」へとなるはずだと私は思うのでございます。

旧世代の方々は、
前はこうだったからこのままでいいとか、
新しいものにはうさんくささがあるとか、
いろいろ申して変革を拒むケースが、
どこにでもあるように思う次第でございますが、
新たな改革を目指す人たちは、
こうした方々をなだめすかせて、
変革を受け入れやすくするように働きかける、
というスキルも必要なのだろうなあ、
などと思わずにはいられないのでございます。

前述の校長先生も、

ちゃんと話せば、わかってもらえる。

と書いておりましたが、
この「ちゃんと」が、そのスキルなんだろうなあ、
と感じるわけでございます。

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