【読書ノート】独身女性の性交哲学/山口みずか



ゆでたまごのすけでございます。

最近、いくつかの本を
平行して読んでいるので
ございますが、
とりあえず読み終えたのが
こちら、

独身女性の性交哲学

でございます。

筆者の山口みずかさんと
おっしゃる方は、
かつてはソープランドなど
いわゆる風俗店で働いていた
女性でございます。

そんな女性が、
実体験を踏まえて、
セックスについて、恋愛について、
真っ向から思いを書いた、
という感じの一冊でございます。

ガールズトーク、
などという言葉が最近よく言われますが、
女性だけの会話というのは、
おそらく男性よりもエロい、
と私は思っておるのでございます。

何だか、そんな会話の一端を
垣間みたような気分になりました。

そして、
それは男性も理解をするべきものである、
と私は感じた次第でございます。

男性は男性で、
エロ話をさんざんするものでございますが、
何と言いますか、結局はガキの域を
脱することがないんだと思うのでございます。

女性はどうあれ、
子どもを産むという生き物でございますから、
性に対して男性よりも真っ向から向き合わねばならない、
というものだと思うのでございます。

この書を読みながら、
山口さんは同性である女性に、
恋愛と性に対する幻想のようなものへ
理解を示しながらももっと向き合うべき、
と投げかけながら、
私のような男性の読者に対しては、
そんな女性を受け止め、受け入れることを
求めているように感じたのでございます。

そして私は、
そうやって向き合おう、
という気持ちを新たにした次第でございます。

なかなか真剣に語ることのないであろう、
性、セックスについて、
しっかりと向き合うきっかけを与えてくれる、
そんな一冊のように思いました。

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